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本部情報119号~安倍=葛西体制による労働組合つぶしの8・25東京地裁判決弾劾!

以下のリンクから、近畿・中国地方版をpdfファイルでダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/20014389/honbujyoho119.pdf

本部情報119号  2014年9月1日発行

安倍=葛西体制による労働組合つぶしの
8・25東京地裁判決弾劾!

戦争と民営化反対!10月国鉄集会から
11・2全国総決起集会へ!
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JR体制の崩壊が始まった!

 8月25日(月)東京地裁において、中央労働委員会を相手取って争っていた、山田書記長解雇撤回裁判で、とんでもない反動判決が出された。これは、7・1集団的自衛権閣議決定の情勢そのものである。戦争をやるためには、労働組合を解体しなければならないという支配階級の考えがよくあらわれている。 不当労働行為は一切なかったとし、雇い止め解雇は正当とする許しがたい判決だ。職場内での労働運動を一切認めないということ。中央労働委員会で、「山田書記長が、職場内で同僚に組合のビラを渡したことに対し、JR西日本が訓告処分を出したのは不当労働行為だ。」とする命令を、裁判所は取り消したのだ。つまり、労働組合そのものの否定である。
 同じような攻撃が、すでにJR西日本の各職場で起こり始めている。具体的には、「7・1集団的自衛権閣議決定」批判のビラを自分ところの組合掲示板に貼ったところ、JR西日本会社が「政治的な内容だ。職場での組合活動の域を超えている。」として撤去を求めてきたのだ。動労西日本に限らず、すべての労働組合に対して、JR資本はこのような絶滅攻撃を開始したのだ。今こそ、JR資本と闘う動労総連合・動労西日本に結集し、共に闘おう!

たった1枚のビラがJR職場支配体制を揺るがしている

 さらにJR西日本は、山田書記長が職場で配った動労西日本のビラの内容にかみついている。訓告処分対象になったビラの内容は、次の2つだ。①尼崎事故の鉄道事故調査委員会にJR西日本がわいろを送り、調査結果の改ざんを策動したことへの批判。②国鉄1047名解雇問題に関して「解雇撤回・JR復帰」の原則的な主張をしたこと。この2つが、社員を不安に落とし込み、労働組合間の対立を激化させ、職務に支障をきたすとまで言っているのだ。 ふざけるな!と言いたい。尼崎事故を引き起こし、多くの労働者の命を奪っておきながら、一切事故の責任をとらないJR資本。国鉄解雇撤回闘争をなきものにしようとするJR資本。山田書記長の決起、職場の青年の決起に追いつめられ「不安」になったのは、社長はじめ経営陣だ!
 不当判決に対し私たち労働者は、「国鉄闘争全国運動」「解雇撤回・JR復帰を求める10万筆署名運動」という武器を手に、JR資本をひっくり返してやろう! この秋には、各地で国鉄集会が開催される。一つでも多くの労働組合に呼びかけ団体となってもらい、国鉄闘争全国運動の力で、戦争へと突き進むJR資本=葛西、安倍政権を打ち倒そう!


<国鉄集会開催日程>
※以下は、(近畿地方・中国地方・四国地方)のみ掲載していますが、
ここに掲載した以外の全国各地でも開催されます。


☆広島国鉄闘争集会
 10月4日(土)15時30分から17時30分まで
 広島市西区民文化センタースタジオにて
 ※JR横川駅南口から徒歩3分

☆岡山労働者集会
 10月5日(日)15時から17時まで
 岡山国際交流センター5階会議室3にて
 ※JR岡山駅西口から徒歩5分

☆徳島国鉄集会
 10月5日(日)14時から
 徳島シビックセンターにて

☆愛媛国鉄集会
 10月13日(月)14時から
 松山市民会館第三会議室にて

☆関西国鉄集会
 10月17日(金)19時から20時30分まで(開場は18時30分)
 港区民センターにて
 ※JR弁天町駅から徒歩7分





27年前、国鉄分割民営化のときにも、
国家・資本総ぐるみの不当労働行為が正当化されていた


 山田書記長解雇撤回行政訴訟8・25東京地裁判決のときと同じく、その時の政権によって不当労働行為が全面的に正当化され、解雇が正当化されていたことがあった。それは、今から27年前の1987年、中曽根政権による国鉄分割民営化がまさにそれだ。このときにも労働組合活動に対する絶滅攻撃があり、目を覆いたくなるような卑劣な攻撃も多々あった。200人もの自殺者を出し、20万人以上の労働者を一気に路頭に放り出したあの攻撃。
 しかし、激しい攻撃にさらされながらも、必死に闘いを続けてきた労働組合が今にある。それが動労千葉・動労総連合であり、関西生コン支部であり、港合同の3労組共闘である。国家・資本が、国鉄分割民営化によって、労働組合を絶滅させることができるという思惑は、完全に吹っ飛んだのだ。
 だがやつらも黙ってはいなかった。今度はJR資本と形を変え、外注化・非正規化攻撃に打って出てきたのである。その攻撃によって、労働者をバラバラに分断し、労働組合を作って団結できないようにさせたのである。これが、JRに契約社員制度が導入されたのと同じころである。でも、動労西日本は、契約社員制度撤廃を掲げて職場闘争を開始。3労組共闘もパワーアップし国鉄闘争全国運動が立ち上がり、JR資本を追い詰めている。

 私たちは、歴史の岐路に立った。安倍政権は、私たち労働者の日々の生活さえも奪い、本気で戦争へと動員するために、労働組合の絶滅・労働運動の根絶に力を入れている。JR資本も同様に、命よりもカネの論理で、鉄道利用者や地域住民から駅ナカビジネスでカネを収奪している。一方で安全を破壊して、鉄道利用者や地域住民の命を奪い続けてもなお平然としているのだ。JR現場の労働者にとってみても、常に命の危険にさらされる仕事で、賃金はといえば大半をJR資本に収奪されて生活さえままならない。もうがまんする必要はない。安倍政権・JR資本=葛西がこれだけの攻撃をかけてくるのなら、私たちは労働者の団結、ゼネストで迎え打とうではないか。
 この11月、3労組共闘をはじめ、国鉄闘争全国運動、全国・全世界から闘う労働組合の仲間が一同に集まる。11・2全国労働者総決起集会だ。世界の仲間と団結し、戦争と民営化をとめることができるのは私たち自身の団結の力だ。11月2日正午、東京・日比谷野外音楽堂に集まろう!
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by doro-nishi | 2014-09-01 22:31 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)