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「動労西日本」(本部情報)No.26

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「動労西日本」(本部情報)No.26 
 '10.11.16発行

11・7全国労働者集会 5900名が結集!!

 11・7全国労働者総決起集会が日比谷野外音楽堂で開かれ5900人が会場を埋めつくした。4・9政治和解の大反動を打ち破り、国鉄1047名解雇撤回に向けた新たな闘争宣言を発した。また、大失業・戦争と闘う全世界の闘う労組代表も続々と結集し国際連帯の一大労働者大会となった。
 集会のハイライトは全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の激烈なストライキの報告と、動労千葉の検修外注化阻止決戦突入アピールだ。”新自由主義攻撃を打ち破り、階級的労働運動をよみがえらせていく道筋がここにある!”と誰もが確信した。この日の闘いは、前日6日の田母神(たもがみ)らの右翼ファシスト集会・デモをぶっ飛ばす国際反戦闘争としても圧倒的に闘われた。

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 3労組先頭にデモに出発

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 団結がんばろう!

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 アピールする動労千葉田中委員長と全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部高副委員長

国鉄1047名解雇撤回、国鉄闘争全国運動、動労千葉・国労原告団物資販売に取り組もう!

ストを構え外注化阻止する

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 国鉄千葉動力車労働組合委員長 田中康宏さん

 国鉄闘争の火を消してはならない。私たちはこの6月、1047名解雇撤回への新たな全国運動をスタートさせました。
 4月9日の政府「解決案」に屈服し、国労や全動労は、不当解雇や国家的不当労働行為を不問に付して和解金を受け取りました。政府は勝ち誇っていますが、われわれはこんなことのために24年間闘ってきたのではありません。分割・民営化の過程で20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人が自殺に追い込まれたことをわれわれは絶対に忘れない。そして全国の仲間に呼びかけ、職場・地域から労働運動再生に向けた新たな闘いに立ち上がることを決意しました。
 国鉄分割・民営化は、戦後最大の労働運動解体攻撃でした。最強の労働組合を誇っていた国鉄労働運動が雪崩をうって屈服し、総評・社会党は解散に追いこまれ、社会的な力関係は深刻な転換を強いられました。そして以降今日までに1千万人を超える労働者が非正規職、ワーキングプアに突き落とされたのです。
 動労千葉は、1985年、86年、90年と首をかけて3波のストに立ち上がりました。この闘いで40人の仲間が解雇され、100人以上が配転、2度にわたって5千万円もの損害賠償請求訴訟が起こされました。
 しかしわれわれはこの闘いで大きな勝利を手にしました。この闘いが24年間におよぶ1047名の解雇撤回闘争を生み出したのです。それは、新自由主義に対する決定的な対抗力となり、全国の労働者の結集軸となる画期的な闘いでした。
 恐慌が世界をのみ込んで進行しています。菅政権は「公務員制度改革」と称し、教育・医療など公共サービス部門のすべてを民営化し、数百万人の労働者を解雇して非正規職に突き落とそうとしています。それは国鉄分割・民営化を十倍するような究極の民営化・労組破壊攻撃です。
 「尖閣諸島(釣魚台)」問題では、洪水のように排外主義・国家主義があおられています。資源・市場・勢力圏確保のための争闘戦が領土をめぐる衝突に発展しはじめ、それが改憲と軍事大国化、安保と沖縄基地強化への衝動となって噴き出そうとしています。
 本来、労働者に国境は存在しない。領土問題で戦争をあおる菅政権、大失業と戦争以外に危機を打開できなくなった資本主義体制を打倒するために、闘う労働組合が歴史の最前線に登場する時代が到来しています。
 世界中でストライキやデモの嵐です。今何よりも求められているのは、変質と屈服を深める既成の労組幹部の支配に抗し、現場から闘いをつくりあげることです。労働者の団結した闘いこそが歴史をつくり、社会を変革する力です。
 動労千葉も新たな闘いに立ち上がります。われわれは外注化阻止の闘いの渦中にあります。鉄道業務を数百の子会社・孫会社にバラバラにし、労働者ごと丸投げ外注化する攻撃です。雇用と安全が根本から解体されようとしています。
 「外注革命」と称して進められた外注化攻撃は、民営化と一体をなす新自由主義政策の核心的攻撃です。千葉のわれわれの職場ではこの10年、外注化を完全に止め続ける大きな成果をかちとりました。昨年10月、そこに出されてきたのが、文字通り職場丸ごとの外注化攻撃でした。われわれは昨年秋から今年春にかけて5波のストライキを闘い抜き、今度は千葉だけでなくJR東日本全体の外注化をストップさせました。
 闘いは再び決戦のときを迎えています。われわれは今秋から来春に向けストを構えています。外注化阻止闘争は解雇撤回闘争と一体の闘いです。民営化・外注化攻撃との闘いなくして「労働運動の再生」は空語です。われわれは、労働者と労働運動の未来をかけて全力で闘いぬく決意です。
 連帯労組関西地区生コン支部の仲間は、4カ月におよぶストライキで巨大ゼネコンの支配をくい破りました。この歴史的な勝利と国鉄闘争を先頭に、大恐慌情勢を打ち破る新たな労働運動をつくりあげる決意です。
 怒りの声は社会の隅々に満ち、無数の労働者が変革を求めています。
 今日の集会を新たな出発点として、来年は本日を倍する仲間たちの結集を実現しましょう。
 (11月7日全国労働者集会基調報告)

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動労千葉争議団、国労原告団の仲間たち(11月7日東京・日比谷野音)
by doro-nishi | 2010-11-18 14:23 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)