2010年 12月 02日
12・2鉄運機構訴訟控訴審闘争






~集会での山田副委員長の発言内容~
私は、JR西日本の岡山駅で契約社員として働いていましたが、契約期間の途中で不当解雇されました。動労西日本では、労働委員会において私の不当処分・解雇撤回闘争を闘っていますが、そのなかにおいて、JR西日本は、「4・9政治和解」に対する各労組の見解なるものを書証として出してきました。JR連合、JR総連、建交労、国労本部と動労千葉です。他労組がすべて屈服・賛同しているのに、動労千葉・動労西日本だけが反対している。これを排除するのは当然だとの主張です。私は岡山駅において、休憩時間に「契約社員制度撤廃・国鉄1047名解雇撤回」を訴える組合のビラを、休憩中の同僚に配っただけで処分され、雇い止め=解雇されました。配布したビラで「国鉄1047名解雇撤回」を訴えたことが、「4・9政治和解」に屈服している他労組を刺激し、精神的な動揺を与え、職務に専念できなくさせるから、職場秩序を乱したというのだ。まさに、国鉄1047名解雇撤回闘争に対する政治弾圧である。許すことはできません。
JRでは、駅営業部門の全面外注化によって安全の崩壊が進行している。駅員の半数が契約社員=非正規雇用労働者に置き換えられている。さらに、地方の有人駅は、下請け会社に外注化されている。いずれの駅も一人勤務で駅営業のことしか教育されていない労働者がやっている。
そして、契約社員制度の導入です。JR契約社員は5年経ったら雇い止めだが、その後は下請け会社で働かされる。同じ仕事内容なのに、賃金など労働条件がJR契約社員のときよりもさらに悪くなる。JR契約社員のひと月の賃金は手取りで14万円ほど。メンテックにおいては、なんとひと月の賃金は10万円に満たないくらいとあまりにも安い。JRは合理化で人件費を削減し、利潤をあげようと必死になっている。駅営業部門を非正規雇用に置き換え、下請けに丸投げ外注化し、ひいては駅の無人化まで推し進めようとしているのだ。
青年労働者は、機械の部品同様、あるいはモノ以下でこき使われている。非正規職化や安全無視、この全ての原因が国鉄分割民営化にあることを、はっきりさせなければならない。労働者派遣法を制定し、非正規職化・人員削減=解雇を激しく押しつけてきたのだ。今の青年労働者の現状を作った国鉄分割民営化を粉砕し、闘う労組青年部を作ろう!そして、非正規雇用・派遣法撤廃を勝ち取ろう!
12月3日には動労千葉がストライキに入ります。連帯して闘いましょう!私も支援に行きます!
2010年12月2日
国鉄西日本動力車労働組合・副委員長
山田和広(JR西日本岡山駅契約社員)