2010年 12月 22日
「動労西日本」(本部情報) No.29
http://groups.yahoo.co.jp/group/doro-nishi/files/honbujoho29.pdf
「動労西日本」(本部情報) No.29 '10.12.23発行
第3回定期大会勝ち取る!
国鉄1047名解雇撤回、反合理化・運転保安確立!
非正規職撤廃=「契約社員制度」廃止!
山田副委員長の雇い止め解雇撤回、闘う青年部を作ろう!
12月19日、岡山市内において、動労西日本は第3回定期大会を開催しました。大会は、岡山をはじめ、広島・山陰から労働者が傍聴にかけつけ、大成功しました。動労千葉からは、清水匠さんに挨拶していただきました。
今大会では、組合員全員が一致協力して、議案書・大会宣言を作り上げました。大江委員長が経過報告をし、山田副委員長が運動方針案を提起し、岡崎組合員が大会宣言を読み上げました。運動方針案では、次の6つが確認され、承認されました。
①国鉄1047名解雇撤回に向け、4・9政治和解に示された労働運動の危機と対決し、「国鉄全国運動」を全国の職場・地域に広げよう! ②鉄道業務全面外注化阻止、契約社員制度撤廃を軸に、国鉄25年問題を焦点としたJRをめぐる大激動情勢に全力で立ち向かおう! ③反合理化・運転保安闘争の一体的前進を勝ち取ろう! ④「生きさせろ!」の怒りの声を結集し、ストライキの復権を目指し、2011年春闘に全力で起ち上がろう! ⑤国際連帯闘争と闘う労働組合の全国ネットワーク運動の本格的な発展を勝ち取ろう! ⑥全ての力を組織強化・拡大に集中し、全組合員の総決起を実現しよう! また、「山田副委員長の解雇撤回・契約社員制度廃止!」、「星野文昭さんの奪還をかちとる」特別決議が2本採択され、CCUストライキへ連帯の檄布を作成しました。
国鉄全国運動を強化発展させ、青年労働者の組織拡大に全力をあげていこう!
JALの整理解雇許すな!
CCUスト断固支持!
--------------------------
動労西日本新年旗開き
2011年1月10日(月・休)13時より
広島市・光町集会所
(広島労組交流センターと合同で行います)
--------------------------
伯備線事故5周年弾劾!
1・22米子国鉄集会
12:00~13:00米子駅前街頭宣伝
13:30~15:30米子国鉄集会
15:40~16:20JR米子支社弾劾デモ
米子市文化ホール・研修室2(JR米子駅前)
主催:1・22実行委員会(代表・鷲見貢)
(国労共闘・米子、動労西日本、動労千葉を支援する会・山陰)
--------------------------
大会挨拶・清水匠さん
動労総連合中央執行委員
動労西日本の第3回大会の決意を受け止めて、動労千葉として、動労総連合総体としても、共に闘っていきます。
今回、動労西日本の大会が岡山の地で開催されたことは、ものすごい勝利であり前進であると考えています。山田君が動労西日本に結集し、共に闘いに立ち上がり、雇い止め解雇を敢然とはねのけて闘い抜いている。非正規という立場で、青年が執念と決意を持って、ひとりで職場の中で闘いに立ち上がった。このことが闘いの前進であると受け止めています。
動労西日本は、一人ひとりの組合員がものすごい決起をしている。広島においても、8・6ヒロシマ大行動の中心の組合として闘いを牽引している。国鉄1047名解雇撤回闘争をはじめとする、JRの大合理化と分割・民営化体制と闘い抜いていく大きな基盤が作られているということを確認したい。
動労千葉は、12月3日、4日、検修部門を中心にストライキをやりました。平成採の仲間が1人、国労の仲間が2人結集しました。ストライキをやって、新しい仲間を結集するということで、ストライキを設定しました。特に、平成採の仲間は、これで7人になりました。そして、この若い人達で集まって、「今の青年の闘いに本当にこたえていこう」と青年部の再建に向けて討論を開始しています。この闘いの中で、動労千葉青年部を再建し、山田君と共に動労総連合の青年部として共に闘いたいと考えています。
昨日、動労水戸も定期大会を開催しています。動労水戸も、本来運転士になる人を運転士にさせないとか、運転士が駅のそば屋や売店に強制配転されるということが20年以上続いていました。しかし、ついに、この2、3年で運転職場への復帰が勝ち取られてきました。この1年、運転士にさせることをめぐって、JR東日本と猛烈な闘いになりました。本来、運転士の資格を持っているので、職場で教育すればすぐに運転士にできるわけですが、それをわざわざ福島県の白河の学園まで連れて行って、組織破壊攻撃をするとか、すぐに運転士に発令しないで賃金の差額も支払わないとか、様々な団結破壊をやってきました。
動労水戸は、白河の学園の中でストライキをやったりしながら、それを完全に跳ね返して、運転士への復職や未払賃金を支払わせるということで、分割・民営化のときの組合差別に対して、この間の20年以上にわたる闘いで勝利を勝ちとりました。千葉も水戸も西日本も高崎も、それぞれの組合が闘いをやり抜く中で、分割・民営化体制と闘い抜いて勝利してきていると言えると思います。
私たちは、すでに検修業務の外注化などいろいろな闘いに直面しています。それらに対しては、西日本の仲間、水戸、高崎の仲間と共に全力をあげて闘っていきます。
本日、岡山の地で大会が勝ち取られ、岡山の全国運動の結成が勝ち取られますが、みなさんと共にこれからも闘うことを明らかにします。共にがんばりましょう。
国鉄全国運動・呼びかけ人
記念講演・矢山有作さん
6月28日、最高裁の1047名解雇事件の和解条件というのは、一人当たり平均2200万円の解決金。雇用の問題については、北海道、九州、四国、貨物のJR株は全部政府が持っているわけですが、採用の要求をしたのに、それを受け入れてくれなかった。だから雇用の問題はゼロとするとなっておるわけです。
和解をめぐって、「これで国鉄闘争を終結させよう」というのが、国の考え方であり、JR資本の考え方であります。それに「そうですか」と言って乗っかって国鉄闘争を終わりにするわけにはいきません。違憲立法である国鉄改革法というものをつくって、その正当性を主張するために国労に働きかけて大会を開かせて、「国鉄改革法を承認します」という決議をさせた。この和解案自体に非常に問題がある。和解というなら、自分たちがやってきた悪いことを謝罪し、「解雇者を現職に復帰させます」となるのがスジなんです。
国鉄闘争をさらに今後強化していく。そして日本の労働運動全体を強めていく。労働者の人権、生活と権利は、労働者の自らの闘いによって守るということをはっきりとさせなければなりません。岡山でも会を結成し、先頭に立って国鉄闘争の強化をはかっていただきたい。