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「動労西日本」(本部情報)No.30

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「動労西日本」(本部情報)No.30 '11.01.01発行

2011年闘春!
国鉄1047名解雇撤回・反合運転保安確立

新年の決意

 執行委員長 大江 照己

 新年明けましておめでとうございます。

 「去るも地獄、残るも地獄」と言われた、国家をあげての国鉄職員(準公務員)の大量首切りが吹き荒れたのは、四半世紀も前の実話でした。その時代を経験した国鉄労働者は、いま国家による“和解”という終止符をつきつけられ、そして今年は国鉄25年問題を前にした、労働者としての尊厳を問われる年になろうとしています。

 不当な解雇攻撃に対して反撃はしたものの、日和見労組幹部の誤った路線に、確固たる解雇撤回の闘いは当該の声を押しつぶし、1047名問題を棚上げしたまま、無駄とも思える日々を費やしてしまいました。

 しかし、このような情勢の中にあって「国鉄闘争の火を消すな」を合言葉に、国鉄全国運動が昨年スタートし、今年はその運動の満展開を実現させる年でもあります。また、動労千葉を支援する会の全国展開も今年の大きな柱であります。

 反合理化・運転保安闘争は、JR東日本における検修業務の外注化阻止を突破口として、動労千葉の拠点職場で昨年ストライキによって闘われました。外注化はJR東日本だけにとどまらず、今やすべての職場に導入されようとしています。また雇用については、ちょうど国鉄分割・民営化の一旦整理解雇・選別再雇用という手法が、公務員労働者に襲いかかってくるように、社会保険庁からNTT、郵政、自治体の雇用のありようが変わりつつあります。

 尼崎事故は、そろそろ記憶の風化が危惧されつつあり、羽越線事故も伯備線事故も同様です。鉄道輸送は、経験と技術の総力を集めた総合的な基幹産業であり、生活と切っても切れないインフラでもあります。その主幹であるはずの安全に、レッドカードがつきつけられた、新幹線のトンネル内の保守用車脱線事故は、鉄道に働く労働者に本気で運転保安闘争をする気があるのかを問う鉄道事故でした。

 一方で、今年は反戦平和のたたかいが重要となる年でもあります。近隣諸国での有事が現実味を帯び、覇権をめぐるにらみ合いが続く年になるでしょう。日中関係では昨年末、レアアースの中国からの輸入が大幅に削減されることが明らかにされました。戦争は貿易の不均衡から始まるものです。必要なものが手に入らないならば実力で手に入れようとする資本主義の根本思想の行き着く先が戦争なのです。

 動労西日本は、今年も「8・6ヒロシマ」を先頭でたたかう決意です。またあらゆる差別に反対する連帯行動にも決起するものです。定期大会では契約社員制度廃止のたたかいと、無実の星野文昭さんの釈放を求める特別決議も採択しました。

 すべての労働者は孤立を恐れず、連帯の鎖のもと団結の力でこの社会を変えていく決意を固めていかなければなりません。国鉄労働者はその先頭でたたかい、民営化の教訓を生かした闘いを展開していきます。

 年頭にあたり、動労西日本の決意を明らかにすることは、資本とのゆるぎないたたかいを堅持していくことを意味し、そして継続してたたかいを展開していくことをも意味します。課題は山積しています。待ったなしの運動を展開していくことを明らかにし、新年の決意とします。

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動労千葉を支援する会・広島第3回総会 (2010.12.23・広島市内)

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伯備線事故5周年弾劾! 1・22米子国鉄集会

 1月22日(土)
  ◆12:00~13:00米子駅前街頭宣伝
  ◆12:30~15:30米子国鉄集会/米子市文化ホール・研修室2(JR米子駅前)
  ◆15:40~16:20JR米子支社弾劾デモ
 主催:1・22実行委員会~代表・鷲見貢(国労共闘・米子)、動労西日本、動労千葉を支援する会・山陰

岡山県労働委員会・結審
  ●1月28日(金)15:00~ ●岡山県庁別館(丸の内会館)2階

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JR西日本は解雇を撤回し、契約社員制度を撤廃せよ!

  副委員長 山田和広

 朝鮮半島をめぐって、帝国主義が最後の生き残りをかけ、世界戦争へと突き進んでいる。日・韓・米が朝鮮半島や中国の近海で軍事演習を行っている。わたしたち若者の失業率が10%を超え、大学生の就職率が50%にまで落ち込んでいる。正規雇用がものすごい勢いで減少し、非正規雇用が青年労働者の半数以上を占めるに至っている。こうした中、すでに10年連続で年間3万人もの労働者が自らの生命を絶っている。その内の多くが仕事にも就けずに生活苦に追い込まれた労働者だ。
 民主党政権は、国鉄分割民営化攻撃を10倍する民営化・労働組合破壊攻撃である「公務員制度改革」を推し進めている。その核心は、公務員労働者から雇用と身分保障を奪い、360万人もの公務員労働者を全員解雇し、選別再雇用という形で民営化を強行するものだ。社会のあり方を最後的に解体する国家改造攻撃だ。1千万人を超える労働者が非正規雇用に突き落とされ、社会が全面崩壊することになる。
 しかし、「派遣切り」や「雇い止め」攻撃が吹き荒れる状況の中でも、青年労働者を先頭にして全国で多くの労働者が、既成の労働組合幹部と真正面から闘い、あるいは労働組合を組織してストライキに起ち上がっている。それは小規模な闘いだが、確実に怒りの炎は広がり、団結が回復されようとしている。

 4・9和解に対し国鉄闘争全国運動を開始

 岡山の労働委員会闘争で、JR西日本は、「4・9政治和解」に対する各労組(JR連合、JR総連、建交労、国労、動労千葉)の見解を書証として出してきた。ビラで「国鉄1047名解雇撤回」を訴えたことが、「4・9政治和解」に屈服している他労組を刺激し、精神的な動揺を与え、職務に専念できなくさせたから、職場秩序を乱したというのだ。動労千葉と同じく闘う動労西日本の職場から排除することをねらった。
 しかし、国鉄分割民営化から25年、JRは完全民営化どころか、JR7社のうちJR貨物・JR九州・JR四国・JR北海道の経営破綻が深刻化し、赤字決算を続けている。この現実は、民営化政策の破産以外の何ものでもない。政府はこの現実を放置できないところまで追い詰められている。それをJRの大再編、第2の分割民営化攻撃をもって塗り隠そうというのが「国鉄改革25年問題」だ。
 動労千葉は、「国鉄闘争の火を消すな」と訴えて、新たな闘いを全国に呼びかけることを決断した。この呼びかけは、国鉄闘争にかかわってきた多くの方々の支持を得て、6月13日に「国鉄分割民営化に反対し、1047名の解雇撤回闘争を支援する新たな全国運動」がスタートした。また、6名の国労闘争団員が「4・9和解」を拒否し、うち4名が国鉄闘争全国運動に合流して闘いを継続している。

 尼崎事故を繰り返すな!

 尼崎事故で強制起訴された、前社長の山崎は、昨年12月21日の初公判において、「自問自答を重ね、記憶を振り絞っても、当時の立場で現場の危険性やATS(自動列車停止装置)の必要性に気づくことはできなかった」と自らの「潔白」を訴えた。どこまでも責任逃れをしようとしている。
 国鉄分割・民営化によって、職場の団結が破壊され、「物言えぬ社内風土」が醸成されている。いまだに、毎朝各職場での朝礼において、「2005年4月25日に亡くなられた106名に哀悼の意を込めて黙祷!」の号令で、黙祷が強制されている。そもそも、1997年3月JR東西線建設当時、鉄道本部長だった山崎は、JR東西線新規開通のために「尼崎事故の現場となった半径300mの急カーブ」をムリヤリ作ったうえに、ATSを設置しなかった。「営利優先・安全無視」で「魔の急カーブ」をつくり、JRに殺された高見運転士を懲罰的「日勤教育」で叩きのめし、運転士資格剥奪攻撃をかけていたJR体制こそ真の事故原因だ。歴代社長の井手・南谷・垣内・山崎・佐々木らこそが107人を殺した張本人だ。
 労働者を奴隷のようにこき使い、事故が起きたら、現場の労働者の責任にする。このJR体制危機の一切の原因は、新自由主義攻撃による国鉄分割・民営化だ。日々の列車を動かしているのは、JR資本ではなく私たち現場労働者なのだ。職場からの反合理化・運転保安闘争で、労働者の団結をつくりだしJR体制を打倒する闘いを巻き起こそう。

 契約社員制度を撤廃しよう!

 JRでは、駅営業部門の全面外注化=安全破壊が進行している。岡山駅などはJRの直営だが、半数が5年で使い捨ての契約社員=非正規雇用労働者に置き換えられている。さらに、法界院駅などは下請け会社に外注化されており、1人勤務で、駅営業のことしか教育されていない。駅はただ切符を売っていればいいのではなく、信号取り扱いやホームの安全確認など列車の安全な運行の要となるところなのだ。そして、5年満期まで勤めた人、契約期間満了を待たずに辞めた人は、下請け会社へ転籍させられる。同じ仕事内容なのに、賃下げなど労働条件がJR契約社員のときよりもさらに悪くなる。
 JR西日本では、昨年7月22日に山陽新幹線保守用車脱線衝突事故で、労働条件が劣悪な下請け会社が作業を受注し、孫請け会社が作業を実施していることが明らかになった。労働者が機械の部品同様、あるいはモノ以下でこき使われて、とりあえず列車を走らせているということだ。
 動労千葉は昨年4月1日、JR東日本における車両の検査修繕・構内業務の全面外注化の実施を阻止した。鉄道業務を数百の下請け・孫請けに売り渡し、雇用を破壊し、技術継承と安全を崩壊させる外注化を絶対阻止しなければならない。動労千葉は、昨年12月3、4日のストライキから、2011春闘を、ローカル線廃止阻止、駅の全面的な契約社員化とセットの運転士の駅への配置転換、貨物職場の廃止阻止を掲げ闘いに突入している。

 JRの青年労働者は立ち上がろう!

 岡山県労働委員会闘争で明らかになったことは、第1に、JRと労使一体であるJR連合の職場内ビラ配布については黙認し、解雇撤回を闘う動労西日本の職場内ビラ配布に対しては調査を行い処分も出す。第2に、管理職は「岡山駅は遅刻が多い」と言うが、原因は自動改札の部品のように青年労働者に不規則な長時間勤務を強制するJRだ。遅刻や病気が多発していることを、全て個人の責任にして処分を乱発している。第3に、安全の要である駅を利益優先のサービスに変え、基本的な社員教育を勤務時間外のサービス残業として勤務評価の対象にして強制し、CS(お客様満足)向上を強制し覆面で利用客に紛れて接客態度を調査している。
 契約社員制度撤廃!外注化阻止!労働組合は組合員のための組織である。組合に結集しよう!ストライキをともに闘おう!動労千葉・国労原告団が呼びかける物販を取り組み、国鉄闘争全国運動を広げよう!
 1月28日、労働委員会闘争に立ち上がろう!

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12/23、新潟で発言する山田副委員長
Commented by 国鉄1047名闘争 カレンダー at 2011-01-14 11:09 x
国鉄1047名闘争 団結カレンダーのホームページを立ち上げました。
アドレスは
http://kokutetsu1047.web.fc2.com/
です。
もはや社会を再生できるのは労働者だけです。
解雇撤回まで共に闘いましょう。
Commented by doro-nishi at 2011-01-16 17:17
お知らせありがとうございます。リンクを貼らせていただきました。
by doro-nishi | 2011-01-06 02:29 | 本部情報 | Trackback | Comments(2)