2011年 02月 04日
「動労西日本」(本部情報)No.31
http://dl.dropbox.com/u/20014389/honbujoho31.pdf
「動労西日本」(本部情報)No.31 '11.2.4発行
労働委員会結審・解雇撤回へ!
11春闘要求書を提出!
ストライキで闘おう!
要求書
1、賃金等に関する要求
①2011年4月1日以降の新賃金を38000円の原資をもってひきあげること。また、第2基本給制度を廃止されたい。
②現行「新賃金制度」は、労働者間の競争をあおり、格差を拡大するものであり、到底認めがたい。また、この制度は、昇格しなければ昇給できない制度が基本であるが、終身雇用制度を鑑みて、自動昇格制度と自動昇給制度を策定されたい。
③55歳をこえても基本給は100%支給とされたい。
④再雇用制度(シニア社員制度)を廃止し一律65歳定年とされたい。
2、運転保安に関する要求
尼崎事故で強制起訴された、歴代社長の言動及び裁判に対する態度を見る限り、安全を至上命題とする鉄道会社の経営責任者とは思えない。「稼ぐ」を安全よりも優位に置いた経営施策こそが尼崎事故をはじめとした重大事故をまねいたことは明白である。また、安全の崩壊は、要員の合理化と業務の外注化の結果である。ただちに、安全の確保のために必要な人員を各部署に配置し、業務の外注化を見直されたい。
3、労使関係に関する要求
言うまでもないことであるが、憲法28条の労働三権に基づき、労使関係は形成されるべきと考える。労働組合法第7条に抵触するような明らかな不当労働行為はもちろんのこと、日常的な所属組合による「差別的取り扱い」の無いように、強く申し入れる。そのうえで、1月28日に結審を迎えた、岡山県労働委員会における、「不当労働行為救済申立事件(岡委平成22年(不)第1号)」の決定(救済命令)を待たずに、山田副委員長への一連の不当な懲戒処分及び雇い止め解雇を撤回し、謝罪されたい。
4、契約社員制度などについて
・青年労働者を低賃金で使い捨てにする、現行契約社員制度を撤廃して、希望者を全員無条件に正社員に登用されたい。また、いわゆる「既卒採用(過年度採用)」制度を確立し、その拡大をはかられたい。
・駅営業部門の外注化・委託化、無人駅化がすすんでいるが、ジェイアール西日本岡山メンテック等への業務委託を中止し、現場で働く労働者をJR西日本会社が直接雇用して、賃金の引き上げを行われたい。ジェイアール西日本岡山メンテックへの外注化の実態を具体的に(どこの駅が・何人くらい・労働条件等)明らかにされたい。
・基本的な社員教育は勤務時間内で行われるべきものである。。スキルアップのための時間外での、通信教育の受講などは、あくまで自主的に行うものである。また、実務認定試験などでの、評点(点数)による各個人のランク付けなどは、一時的な評価であり、業務遂行上におけるランク付けとすることはやめられたい。
・CS(お客さま満足度)の向上を強制することはやめられたい。また、覆面で利用客に紛れて、接客態度を調査する、フロントサービス診断は即刻廃止されたい。

広島市内で新年旗開き(1月10日)
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1047名解雇撤回2・16集会
◆日時:2月16日(水)18:30~
◆場所:すみだ産業会館(JR錦糸町駅南口、丸井8階)
◆講演:国鉄分割・民営化と新自由主義の現段階
◆呼びかけ:国鉄闘争全国運動
2・19広島春闘集会
●日時:2月19日(土)18:00~20:30
●場所:広島市南区民文化センター大会議室A
●主催:広島県労働組合交流センター
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5、職場に関する要求
①五日市駅について
今年に入って五日市駅社員が「狭心症」で緊急入院し、勤務変更が発生した。また他の五日市駅社員も、勤務当日に体調不良を訴え、一週間出勤を見合わせるという事象も発生している。
社員の健康管理は個人の責任であるが、会社としても社員の健康管理に対する責任は免れない。非番や休日の時間外労働は、特定の社員に集中しており、時間外労働が積算されて疲労が蓄積されていると考えられる。
そうした職場環境の中で、健康管理に対応する意味で、簡易な血圧計は設置されているが、日々の健康管理の指針として有用な体重計を、浴場に設置されたい。
②広島印刷事業所について
・印刷機に給紙する治具(木製のケース)の寸法が統一されておらず、装てん時(給紙 時)セット不良が生じることがある。設計を見直し、機械(印刷機)へのセットが容易になるように改善・統一されたい。
・2階の事務室から1階の作業場への通路が、途中障害物があるため、雨天の日には雨に濡れることがある。改善されたい。
・作業用マスクを配布されたい。
③岡山駅について
・作業ダイヤの改善を求める。改札・出札の泊まり勤務において、始業時刻が9時始業から8時55分始業に変更となっているが、終業時刻は変更されておらず、不当に拘束時間の延長がなされている。また、契約社員の日勤においては、10分とか15分といった小刻みの休憩時間を組み込み不当に拘束時間を延長している。例えば、改札の「中央C」という担務では、7時30分から20時までの拘束時間となっている。岡山支社の日勤だと、9時から17時45分までの8時間45分の拘束時間、実働時間が7時間45分、昼ご飯休憩が1時間、トイレには実働時間中にいつでも行けるようになっている。駅の日勤においても、この支社の日勤を基準とし、それ以上の拘束時間は全て超勤とするべきである。もっといえば、拘束時間中は、休憩時間も含めて賃金を支払うべきである。
・休憩時間を確保されたい。駅の合理化によって、作業ダイヤ上は休憩時間となっていても、実際は担当場所の移動時間とトイレに行く時間が含まれたものとなっている。トイレは生理的欲求であり、要員を増やし、いつでもトイレへ行けるようにしておくべきである。特に女性社員から、「トイレに行きたいのに行く時間がない。」という声がでている。トイレに行く時間を休憩時間に入れるのは不当である。また、担当場所と休憩室の移動時間を実働時間として作業ダイヤに組み入れるべきである。
・泊まり勤務において、夜中(仮眠)の休憩時間において、管理職が「夜にラーメンを食べに行くな!」と恫喝してきたことがあったが、休憩時間は食事に行こうが社員の自由である。それを不当に拘束し、自由を奪うというのはどういう指導をしているのか。改善されたい。
・山田副委員長の解雇撤回を闘っている岡山県労働委員会における、岡山支社岩城人事課長の「鉄道の係員であればですね、例えば明日の天気であるとか、列車が本当に止まってしまいそうな台風であるとか、こういったことにつきましては非常に神経質になって事前に確認をし、場合によっては前泊をするとかですね、会社がその施設を用意するといったようなこともございます」という証言について。天候不良の場合は前泊をサービス残業として強制するというのは止められたい。どうしても前泊しなければならないという場合は、超勤とするべきである。
・みどりの券売機の案内係と新幹線ラッチ内での案内係のアルバイト労働者が解雇されたが、対応する社員の増員がなされていない。要員を確保されたい。
・岡山駅構内の清掃は、 ジェイアール西日本岡山メンテックに外注化されているが、JR西日本が直接雇用されたい。また、労働条件等明らかにされたい。
・異常時に対応できる部署を現場に設け、要員を確保し、各改札に構内一斉放送ができる設備を設置されたい。現状では、各改札口毎のスピーカーにしか放送が流せない。
・自動改札機の誤回収(企画切符)が発生している。機能改修をされたい。
・自動改札機において、ICカード専用通路が増設されているが、磁気式の切符や定期券を利用する人が不便になる。岡山駅は、四国や山陰などICカードが導入されてない地域からの利用者が多い駅であり、全く考慮されていない。ICカード専用通路は廃止されたい。
・「お客様声かけサーポート」なる報告書を提出させ評価する制度は、社員間の分断と団結破壊をもたらす。廃止されたい。
・岡山駅社員食堂が廃止されてから、全く復活する気配がない。岡山駅社員のみならず乗務員への福利厚生の観点から、岡山駅社員食堂の営業を再開されたい。

岡山県労働委員会前にて(1月28日)
山田副委員長が最終意見陳述を行う
冒頭、大江委員長の音頭で団結ガンバローを行いました。最初、事務局とJR西日本が書面交換だけで、意見陳述をさせないと言ってきました。しかし、大江委員長が口火を切って断固これをはねのけ、山田副委員長が核心を述べました。
~山田副委員長の発言~
JR西日本は、国鉄1047名と契約社員への不当解雇を撤回し、契約社員制度を撤廃し、鉄道業務の外注化をやめるべきです。JR西日本は解雇したという認識が全くありません。契約期間の満了とか雇い止めといった言葉でごまかしています。どれだけたくさんの青年が、悔しい思いをし、怒りを押さえつけられて、涙をのんで辞めていったんですか。あるいは下請け会社に転籍させられたんですか。青年の未来を踏みにじっておいて、よくそんなことがいえるなと思います。
国鉄1047名解雇撤回の闘いは終わっていません。あたかも和解したようにみせかけ、国鉄分割民営化と同じように契約社員の解雇を正当化しようというJR西日本は許せません。動労西日本は、山田副委員長の解雇撤回まで、断固闘う決意であります。
最後の総括で、大江委員長が「今日が闘いの出発点です。ともに解雇撤回まで闘いましょう!」と宣言しました。

