2012年 02月 25日
本部情報51号
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本部情報51号 2012.2.25
2.17西明石事故弾劾!
●事故はJR神戸線・西明石駅構内の社員専用踏切でおきた。2003年、2006年にも事故がおきていた。
●JR西日本は「稼ぐ!」の経営方針のもと、再発防止策をとらなかった!尼崎事故と同じだ!「命よりも金儲け」とばかりに安全を崩壊させたのだ。
●JR西日本は「ここは危険踏切だ!遮断機をつけろ!障害検知装置をつけろ!」の現場労働者の切実な要求を無視してきた!この事故の全ての責任はJR西日本にある。
動労西日本は、2月23日、西明石事故について、「緊急申し入れ」を行った。12春闘を反合理化・運転保安確立を目指して闘うものである。
さる2月17日、JR神戸線・西明石駅構内の社員専用踏切でで発生した、特急「スーパーはくと10号」とトラックが衝突した事故について、以下の通り申し入れる。
1、この踏切では、2003年3月と2006年10月にも事故がおきている。今回で3回目である。再発防止策がどのように講じられてきたのか、明らかにされたい。
2、とくに、2006年の事故の直後には、現場労働者(他労組員)から、(1)遮断機と障害検知装置を踏切につけること、(2)南側通路の改良(道路幅の拡張)すること、の要求が上がったと聞くが、その要求はどのように処理されたのか、明らかにされたい。
3、遮断機の設備と障害検知装置さえあれば、今回の事故は完全に防げたはずである。マスコミでも「安全対策どうなっている」と指弾されている。現場労働者からの切実な要求が出されていたのに、設置しなかった理由を明らかにされたい。
4、改めて、わが組合からも2-(1)(2)の要求をおこなう。4度目の事故を防ぐために速やかに改善されたい。
5、今回の事故の責任は、100%再発防止策を講じてこなかったJR西日本にある。特急「スーパーはくと10号」の運転士にも、トラックの運転手にも一切の責任がないことを明らかにされたい。

外注化絶対阻止で闘おう!ー国鉄分割民営化で不当解雇から25年ー2・15労働者集会に570人
(「日刊動労千葉」7268号より抜粋)

2月15日、国鉄闘争全国運動が呼びかけた「国鉄分割・民営化で不当解雇から25年 2・15労働者集会」が東京・すみだ産業会館で570人を結集してかちとられた。この前段では全国運動の全国活動者交流会が開催された。
25年前の2月16日は、国鉄労働者7628人のJR不採用が決まった絶対に忘れることのできない日だ。全金本山労組の長谷氏と動労千葉・中村仁君が司会を務めた。
呼びかけ人を代表して、花輪不二男世田谷地区労顧問、宇都宮理愛媛県職労委員長があいさつ。花輪さんは「解雇された労働者が職場に戻ることこそが、国鉄闘争の勝利でなければならない。労働者を人間らしく扱えない資本家たちを許しておいて世の中が良くなりますか。闘いましょう!」と呼びかけた。宇都宮さんは「橋下大阪市長が、不当労働行為丸出しのアンケートを強制している。自治体職場をめぐる最大の激戦になっている。動労千葉とともに、自治体職場でもアウトソーシングの攻撃と闘う」と決意を述べた。
連帯の挨拶では、処分を認める不当判決を辞さず「再度、不起立に起ち上がりましょう」と訴えた根津公子さん(『日の丸・君が代』不起立被処分者)、3・11郡山集会への結集をよびかけた「すべての原発今すぐなくそう!全国会議」が行った。
田中委員長の動労千葉からの報告(別掲)、国鉄闘争全国運動から、支援する会山本事務局長が、2千口の会員拡大と6・10全国運動結成2周年集会への結集を訴えた。
国鉄分割・民営化に決着をつける
田中 康宏 動労千葉委員長

あらためて国鉄分割・民営化を絶対にあいまいにせず、ケリを着ける決意を新たにする。昨年の3・11大震災をきっかけに、さらに大規模な民営化、非正規職化が全社会的に始まっている。それを貫徹するためにも労働組合を徹底的につぶす攻撃が始まっている。尼崎事故をめぐる判決は、分割・民営化以降におこったすべてのことにフタをする攻撃だ。大阪・橋下の職員アンケートは、労働組合を徹底的になぶりものにしている。労働組合が今こそ力を取り戻すことが問われている。3・11以降「もう後退するところはない」という怒りが満ちている。労働組合が本来の力を取り戻せば、間違いなく時代は動き出す。
JRでは、すべての鉄道業務の外注化が進められている。こんなことをして安全が保てるわけがない。外注化は雇用を徹底的に破壊する。いま労働者が直面している最大の問題である非正規雇用化に対して労働組合は一度もまともに闘ってこれなかった。これを止めなければと動労千葉は必死になって闘い、千葉では10年以上にわたり検修業務の外注化を止めてきた。腹を据えて闘えば止められる。非正規職化を止めるのは正規職労働者の闘い。これがあって初めて、正規職と非正規職の労働者は連帯して闘うことができる。
労働運動が反撃を開始するチャンスが来ている。そのための土台、つまり職場でちゃんと闘う労働運動、労働組合をつくることだ。4月全面外注化攻撃に全力で闘い、絶対に止めたい。その中で本格的な組織拡大をなんとしてもかちとる決意だ。
3・11郡山集会に大結集を
動労水戸 石井真一委員長
昨夜、北海道でおきた石勝線事故を想定した訓練が水戸支社で行われた。30㌔圏内の久ノ浜(ひさのはま)駅と末続(すえつぎ)駅間のトンネルの中です。わざわざ真夜中に100人以上も連れて訓練をやっている。動労水戸の高野交渉部長が行って、「(放射線を)測ったのか」と言うと「じゃあ測ります」と測ったら0・4とか0・5マイクロSVある。その時は、原発の2号機で温度が342度まで上昇していた。あとで温度計が壊れてたと言ってますが、そのときは何も分かってないわけです。JRには「疑わしい時は、もっとも安全と思われる道を取らなければならない」という安全綱領があるが、交渉でも「綱領違反だ」と追及した。これも「もう(福島は)安全なんだ、戻れ」というキャンペーン。これを粉砕する道は、3・11郡山集会の大結集です。