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本部情報54号を発行しました

パソコンでご覧の方は、以下のリンクからダウンロードできます。
http://dl.dropbox.com/u/20014389/honbujyoho54.pdf

本部情報54号 2012年4月10日発行

尼崎事故弾劾!4・21全国総決起集会へ!
4月21日(土)13:00~JR尼崎駅北口広場

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JR西日本・本社へ向かう新入社員(4月2日)
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大阪駅前で新入社員に訴える大江委員長


青年労働者のみなさん!

 青年の人生と夢を奪う契約社員制度を撤廃させよう!契約社員制度は絶対に認められない。なぜなら駅業務全体を外注化するためである。同じ業務にもかかわらず、正社員と分断させるために、さまざまな格差をつけている。そして同時に、メンテックや西日本交通サービスといった下請け会社に丸投げ外注化を進めている。その結果何が起きたのか?

 2005年の尼崎事故や2006年の伯備線事故など労働者が殺され、毎日のように事故が頻発する状況だ。特に今年に入ってからは、重大事故が続発しているが、JR西日本はまったく責任を取ろうとしない。それどころか、JR西日本前社長山崎に対し、尼崎事故の責任はないという無罪判決が出された。大事故が起きても、たくさんの労働者が死のうとも、「JR西日本には一切責任がありません。現場労働者にすべての責任があります。」という許せない攻撃だ。これに対し私たちは、全国のJR会社で働く仲間とともに、4月21日尼崎現地で怒りをたたきつけるデモをやります。JR会社で多発する事故の責任はすべて会社にあって、現場労働者に一切責任はない。団結してストライキで闘おう!

 それから、契約社員でも正社員への登用制度があるというふうに言われているが、これは真っ赤なうそだ。実態は、まじめに仕事をしても自動的に正社員になれるわけでもなく、管理職にゴマをすり気に入られた契約社員だけが正社員になれるという、とんでもないもの。そうして大半は、正社員になれずに自ら辞める、あるいは下請け会社に再雇用され低賃金でこきつかわれるか、病気や自殺に追い込まれる。JR西日本は、いったい何人の青年労働者を殺せば気が済むのか!

 JR岡山駅では、自動改札機の導入以降、過酷な労働条件を強制され続けている。休憩時間が決められてあっても、時間通りの休憩がとれず、トイレに行くのがやっとである。休憩時間がなくなることが多く、いつ労働者が倒れたり死んでもおかしくない状況だ。そんな中、岡山駅ではとうとう過労で倒れて退職を余儀なくされた人や、亡くなった人までいるのだ。こんな日常では、安全はおろか、まともに仕事をすることもできず、サービスなんてあったもんじゃない!

 駅で働く労働者を、非正規職にし、下請けに外注化し、無人化した結果、駅で利用者が列車にはねられて亡くなるという事故があとを絶たない。最近の駅では、ホームで安全確認をする社員がいなくなった。そして、駅には非正規職の青年が一人で、きっぷ売り場も改札もこなすという状況だ。事故が起きたらどうするのか?

 その労働者は知識もなくパニックになり、まったく対応不能だ。駅は列車を安全に運行させるために重要な拠点である。にもかかわらず、それを全部破壊して、青年労働者ひとりに責任を押し付け、JR会社は責任のがれを平気でする。こんなことがあっていいはずがない!

 そもそも、青年労働者の雇い止め解雇を前提としている、契約社員制度そのものがおかしい。御用組合である西労組に入っていないと、契約社員は正社員になれないという圧力を管理職がかけたりだとか、困って応援を頼んでも管理職は見て見ぬふりだとか、管理職の圧力によって何も言えないとか、本当にふざけている。契約社員は正社員になるために仕事を覚えるのに必死で、JR西日本の思うままにこきつかわれている。まさしく使い捨てです。非正規職化は資本による殺人攻撃そのものだ。

 みなさん、動労西日本に結集して共に闘おう!契約社員制度撤廃!4月21日、JR尼崎駅北口へ集まろう!

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6月検修体制見直し実施反対!
検修全面外注化を阻止しよう!


JR西日本の外注化計画

 JR西日本・近畿統括本部は、今年2月に、「平成24年度初に実施する諸施策について」を提案してきた。関西地区の車両検修業務体制を大幅に見直し、さらにそれにともなって、電車区における運転部門と検修部門の業務体制を見直すというのだ。そしてそれを6月1日に実施するというのだ。

 「車両検修体制の見直し」の柱は、「吹田工場を総合車両所化」させるということだ。そして、「車両運用に即した区所、派出の整理」と「近畿統括本部車両課と総合車両所の役割整理」を実施して、「近畿圏における効果的な検修体制を実施する」としている。

 これは、吹田工場を中心にして、車両検修体制を全面的に再編成しようとする攻撃だ。吹田工場に車両検修部門を集約させて、検修部門の大合理化から、さらに車両検修部門の全面外注化に、道を開こうというのだ。

 それだけではない。この提案には、区所における事務職を契約社員に置きかえるということも記載されている。非正規職化が狙われているのだ。

 JR東日本は、2000年から施設・電気・保線などの外注化を推し進めてきた。そして2011年4月、さらには、今年4月と検修全面外注化を実施しようしてきた。だがこの攻撃は、動労千葉のストライキなどの闘いで阻止されてきた。

 しかし、JR東日本は、検修全面外注化の実施をしつこく追求している。さらにJR東日本は「駅の全面外注化」を4月から実施に踏み切った。

 JR西日本は、大恐慌、3・11情勢のもとで、「JR東日本に遅れるな」と、検修全面外注化に突き進もうとしているのだ。

 JR西日本の現場では、「管理職以外は外注会社の職員でいい」といわれていた。提案は、鉄道業務全面外注化のはじまりだ。絶対反対で闘おう。
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JR貨物の大合理化計画

 JR貨物は、3月18日労働者の春闘賃上げ要求に対して、13年連続のベアゼロ回答をしてきた。絶対許せない。JR貨物の労働者にまともな休暇がとれない状態にしておいたまま、低賃金でこき使おうというのだ。JR貨物は、3月上旬、「経営自立化」を提示してきている。これは、JR貨物社長小林が自ら認めた「JR7社最低の労働条件」をさらに、劣悪にするとんでもない計画だ。「経営自立目標年度」を2018年度として、一切を労働者に犠牲を押しつけるものになっている。

 ①鉄道事業部門を、現在の約5300人から4700人に。②「多能工の推進、運転業務体制の見直し等による現業部門の効率化」「現業部門の削減」。③「非現業部門の業務体制の見直し」「非現業要員の削減」。④「トラックの積極活用」「検修基地配置見直し「検修要員の見直し」。⑤駅が125駅から97駅に減らされ、オフ・レール・ステーション(線路のない場所につくられるトラック輸送拠点)を36から62に増やす。

 2010年鉄道事業の人件費が448億円であるのに、2018年鉄道事業人件費計画は、378億円となっている。実に70億円を削減しようというのだ。大幅な要員削減と圧倒的な労働強化になることは必至だ。

 こうしたリストラ・人減らしを外注化でやろうとしている。「平成24年度事業計画」では、「グループ体制の強化」が出されている。外注化・非正規化で、「自立化計画」を進めようというのだ。職場丸ごと外注化して、そのに出向・転籍させるつもりだ。

 しかし、JR貨物の「自立化計画」は計画通りににはいかない。世界大恐慌がますます進展し、3・11大震災・原発情勢も進行していくからだ。JR貨物は、さらに激しい「リストラ計画」をつくる以外にないのだ。

 労働者は、JR当局とは完全に非和解の関係になっている。いまこそ生きんがための要求を掲げて団結しよう。国鉄闘争全国運動に合流して闘おう。6・10国鉄闘争全国運動の大集会へ結集しよう!


国鉄闘争全国運動6・10全国集会
6月10日(日)13:00~(12:30開場)
文京シビックホール(東京都文京区春日1-16-21)


大飯・伊方原発の再稼動を阻止しよう!全原発の廃炉をかちとろう!5・6松山アクション

5月6日(日)
13:00 伊予鉄道松山市駅前坊ちゃん広場集合
13:30 パレード出発(大街道→県庁前→堀之内公園へ)
誰でも参加できます!メッセージ、コスプレ、鳴り物大歓迎!
◇呼びかけ 原発なくせ!松山アクション実行委員会
電話090-6439-0173(事務局・平野) E-MAIL akkun55@gmai.com
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by doro-nishi | 2012-04-10 06:20 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)