2012年 05月 30日
本部情報56号
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本部情報56号
新自由主義と闘う労働運動を!国鉄闘争全国運動6・10全国集会へ!
外注化阻止・非正規職撤廃!
2010年に立ち上げられた国鉄闘争全国運動は、「国鉄闘争の火を消すな」と、この間、全国の職場・地域に支援・共闘組織をたちあげ、職場から闘う労働運動を復権させようと運動を進めてきた。昨年の大震災・原発事故、深刻な国家財政危機のなかで、民営化・規制緩和、公務員労働者の大量首切り策動など、ますます新自由主義の攻撃が激化している。
国鉄分割・民営化から始まった新自由主義攻撃は、20数年で1700万人もの労働者を非正規雇用に突き落とした。さらに労働者全体の9割を非正規にする攻撃でもあり、すべての労働者にかけられた攻撃だ。
JR東日本は検修・構内全面外注化を推し進め、出向・転籍を目論んでいる。動労千葉は、外注化攻撃との闘いはすべての労働者の未来をかけた課題であると考え、ストライキに立ち上がり、東労組の裏切り妥結を許さず、10年間外注化を阻止してきた。
1047名解雇撤回闘争は、国家的不当労働行為・労働組合破壊攻撃を許さない闘いだ。国鉄・分割民営化をあいまいにせず、今こそ闘う労働組合が先頭になり、国鉄闘争全国運動を無数の地域・職場に組織して、労働運動を復権し再建しよう。6・10東京・文京シビックホールに結集しよう!
「復帰」40年・沖縄闘争報告
本土「復帰」から40年を迎えた5・15沖縄闘争(5・12-14)は、「革命の火薬庫・沖縄」に新たな革命の火をつけた。青年労働者を先頭に「死すべきは基地だ。労働者は死んではならない」というデモコールが国際通りにとどろき、「怒・福島隊」ののぼりが掲げられ、沖縄とフクシマの怒りがひとつになり、動労千葉・動労総連合とその勢力が沖縄闘争のすべてに責任をとるものとして登場した。
大恐慌下に米新軍事戦略によって対北朝鮮・中国侵略戦争の攻撃が激化し、ますます強化される米軍基地と日米安保のもとで南西拠点化に突き進む自衛隊。さらに全国平均の2倍の失業率と43・1%(全国最高)もの非正規雇用労働者の存在。こうした沖縄の現実の元凶こそ新自由主義だ。これへの怒りが国鉄闘争を水路に福島の怒りとひとつに結合して解き放たれたのだ。
この怒りと闘いの対極で、首相・野田は復帰式典で「日米安保の役割は重要だ」と普天間・辺野古新基地問題を傲然(ごうぜん)と居直り、沖縄の労働者人民に敵対した。この野田を今や一時たりとも支配権力の座にのさばらせておくことはできない。日帝支配階級はもはや統治能力を失っている。今こそ闘う労働組合を甦らせ、新自由主義を打ち破り、勝利を切り開こう。
沖縄闘争に参加して
岡崎昭夫(組合員)
沖縄の地に動労西日本の鉄輪旗が翻った。「復帰」40年5月12日~14日の沖縄闘争に参加した。沖縄は初めてだ。「基地と貧困」の強制、ペテン的復帰、組合員として知識、学習等で自分のものとはしていたが、やはり現地に行かないと物事は見えてこない。
2日目午前、普天間、嘉手納基地を高台から見た。広大な敷地、フェンスに囲まれた威圧感、住宅地が分断され、その中で住民の日常生活がある。怒りを覚える。
3日目午前、新基地建設に反対する辺野古現地の浜に行った。青年労働者、おじい、おばあの体を張った実力行動で、杭を一本も打たせていないすっきりした海が見渡せた。この闘いは、沖縄の労働組合が支えたということである。やはり、労働組合の力はすごい。
前後するが、初日午後、那覇市内(国際通り)3日目午後、名護市内でデモが闘われた。青年労働者を先頭に、「労働者は死んではならない」「死すべきは米軍基地だ」「死すべきは原発だ」のコールが響く。沿道で住居の窓からエールをおくる人、デモに合流する人、全軍労闘争を知っている人は感動して涙を流している。
国鉄分割・民営化によって始まった労働運動の解体と変質が、外注化と非正規職を生んだ。行き着いた先が原発事故だ。すべてはつながっているのだ。闘うぞ!
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