人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本部情報60号を発行

パソコンでご覧の方は、以下のリンクからpdfファイルをダウンロードできます。
http://db.tt/ShWEcLIm

本部情報60号 2012年6月23日発行

被爆67周年 全ての核と原発なくせ
8・6ヒロシマ大行動へ!


8・6ヒロシマ大行動呼びかけ人・動労西日本委員長 大江照己

すべてのみなさん、動労西日本から「8・6ヒロシマ」へ向けて、アピールを発します。
 昨年の3・11東日本大震災から1年と3ヵ月が過ぎましたが、被災地の現実は復興とは名ばかりで、がれきの始末にさえ迷走している現実があります。また福島第一原子力発電所にいたっては、廃炉に向けての懸命な作業が続けられていますが、その作業に従事する労働者の被曝という問題は解決されるどころか、下請け・孫請けという社会から隔絶された労働者の雇用のうえに、被ばく線量が加速度的に蓄積され続けています。
 こうした中において、福島では今後放射能による被曝者が、子供を中心にして甲状腺ガン等を発症する危険性を先取りし、被曝者救済を目的にする診療所の建設が急務の課題として取り組まれています。広島からも同じ被曝者のために診療所を建設した経験・ノウハウを提供するために現地に関係者を派遣してきました。


さて、今年も「8・6ヒロシマ」を迎えようとしています。
 私たちは放射能あるいは核という存在に極めて敏感です。「核と人類は共存できない」は、反戦・平和を取り組む活動家の金言であり、ヒロシマ・ナガサキを現実の問題として直視した反省から生まれたのであり、にわか仕立ての造語ではありません。
 昨年の8・6ヒロシマは、従来の殻を打ち破り、フクシマの怒りと一体となり全世界の核兵器廃絶のうねりと連帯する闘いとなりました。今年はより一層の反核・平和の闘いが求められます。一方で核兵器の製造に欠かせない原発の問題も大きな課題です。


今年5月5日、日本のすべての原発が定期点検により稼動を停止しました。
 昨年の夏、福島第一原発事故による電力需給の危機感を煽り、計画停電や生産現場の土曜日曜操業など、国民への強要が求められましたが、今年は輪をかけた節電強要が、すでに計画されています。野田政権は、経済の安定を市民の生命の危険性より優先し、大飯(福井県)、伊方(愛媛県)原発の再稼働をゴリ押ししようと躍起になっています。
 私たちはモルモットではありません。国の経済を支える電力が原発なしには成り立たないというならば、そんな電力政策を見直さなければなりません。原発は一旦事故が起きてしまえば収束不可能なのです。ましてや子どもや孫の世代まで、いや永遠に被曝の被害と放射能の封じ込めに想像を超えるエネルギーが注ぎ込まれるのです。


ヒロシマ、ナガサキ、フクシマは、私たちの生き方の原点です。
 核と人類は共存できません。新たな被曝者を出し続けることは犯罪です。世界各国で原発を廃止する闘いに起ちあがりましょう。社会のあり方を考える行動を開始することにたじろいでいてはなりません。黙っていては何も変わりません。
 動労西日本は訴えます。全ての核を廃絶しなければなりません。全ての原発は廃炉にすべきです。ヒロシマからアピールする「8・6ヒロシマ」にともに参加し、反核・平和の行動を起こそうではありませんか。

本部情報60号を発行_d0155415_1931117.jpg



大飯原発再稼働許すな!

 6月17日、福井市中央公園で「いのちが大事/ふくいでつながろう/再稼働反対緊急集会」が開かれ、福井県内を始め各地から2200人が参加した。6月16日に野田政権が大飯原発再稼働を決めた直後の集会には「再稼働を絶対許さない」という熱い思いがあふれた。
 集会冒頭、実行委員会を代表して、原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演さんが挨拶。小浜市の明通寺住職の中嶌さんは、3月に福井県庁で1週間のハンストを行い、再稼働阻止の闘いの先陣を切った人だ。「福島原発震災が福島県の子どもたちを始め人びとにもたらしている過酷な犠牲やストレスにこそ寄り添うべき。地震学者が『若狭原発震災の前夜』と警告している今日、大飯原発の再稼働に突き進むことは断じて許されません。かつて戦争末期、ヒロシマの惨禍に直面しながら、時の軍国主義政権はナガサキの犠牲まで招いた。『第2のフクシマ』を連発させないために、脱原発を決断すべきです」。
本部情報60号を発行_d0155415_1973258.jpg

本部情報60号を発行_d0155415_1982075.jpg


 集会では、主催者挨拶に続き、1分間アピールが行われ、全国各地から85人が発言。富山大学の学生は「7・16の10万人集会の力で再稼働を止めよう」、岡山大学の学生は「岡山大学はJAEA(日本原子力研究開発機構)と提携している御用大学。キャンパスから原発に反対して闘う」と訴えた。
 わが動労西日本からは山田副委員長が「原発労働者は圧倒的に非正規職。JRや郵政の労働者使い捨てと本質は一緒。労働者を使い捨てる社会を変えよう」、国労近畿地本兵庫保線分会の富田さんは「国鉄時代から職場で安全闘争を闘ってきた。組合が団結を固めて処分を恐れず闘えば勝利できる。原発を止めるのは原発で働く労働者。被曝労働阻止・非正規職撤廃へ闘おう」と訴えた。
 NAZEN(すべての原発いますぐなくそう全国会議)は北陸と東海、杉並が発言した。「大飯の再稼働がまかり通れば、志賀も伊方も再稼働される。全原発を廃炉にするまで闘う」(北陸)、「国民の生活を破壊する野田を監獄にぶち込もう」(東海)、「沖縄県民は今、オスプレイの沖縄配備反対集会をしている。命を踏みにじるこの国を倒そう」(杉並)。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の谷口さんは「福島の子どもたちの命を守れ。被曝労働をやめろ。福島の人たちと一緒に声を上げよう」と呼びかけた。
本部情報60号を発行_d0155415_1992761.jpg

本部情報60号を発行_d0155415_19123596.jpg

本部情報60号を発行_d0155415_1913298.jpg

本部情報60号を発行_d0155415_19142597.jpg

福井市内デモ写真(上の4枚)
========================================
 全原発の再稼働阻止へ、6月22日には4万人もの人々が首相官邸前に結集し、怒りのシュプレヒコールををたたきつけた。(写真下)この勢いで7・16代々木公園をあふれる10万人の結集を勝ち取ろう!
本部情報60号を発行_d0155415_19165080.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(動労西日本・連絡先)

本部書記局:広島市東区光町1-7-15-208/携帯(090)7371-3107[野口照生]
メール:dwh-west1715208@docomo.ne.jp

岡山連絡所:岡山市北区岩田町6-11/携帯(090)1325-0414[山田和広]
       メール:doro-nishi@ezweb.ne.jp/ブログ=http://doronishi.exblog.jp/

近畿連絡所:大阪市西成区山王1-1-10-807/携帯 (090) 8120-9007 [樫村厚]
メール:fc.barca@ezweb.ne.jp

動労千葉=http://www.doro-chiba.org/

動労千葉を支援する会=http://www.geocities.jp/dorosien28/

by doro-nishi | 2012-06-23 19:25 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)