2012年 09月 10日
本部情報64号発行「9・7ストライキ打ち抜く!」
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本部情報64号 2012年9月10日
9・7ストライキ打ち抜く!
JR西日本は、中西組合員の労働災害を認めろ!
支援の仲間と共に
スト通告をおこなう大江委員長
スト突入宣言をおこなう中西組合員
怒りのアピールをする中西組合員と大江委員長
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(動労西日本・連絡先)
本部書記局:広島市東区光町1-7-15-208/携帯(090)7371-3107[野口照生]
メール:dwh-west1715208@docomo.ne.jp
岡山連絡所:岡山市北区岩田町6-11/携帯(090)1325-0414[山田和広]
メール:doro-nishi@ezweb.ne.jp/ブログ=http://doronishi.exblog.jp/
近畿連絡所:大阪市西成区山王1-1-10-807/携帯(090) 8120-9007 [樫村厚]
メール:fc.barca@ezweb.ne.jp
動労千葉=http://www.doro-chiba.org/
動労千葉を支援する会=http://www.geocities.jp/dorosien28/
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動労西日本は、9月7日13時から、大阪の片町線四条畷駅を拠点にして、青年労働者のストライキを断固として闘った。スト通告前から四条畷駅東口に、動労西日本と関西の労働者・学生40名が結集して、感動的で怒りに燃えたストライキ突入集会を勝ち取り、ストを貫徹した。
JR西日本は事業主証明をおこなえ!
このストライキは、動労西日本に今年4月結集した青年労働者である中西組合員の「精神疾患」は05年尼崎事故による労働災害であり、「JR西日本は、労働災害の事業主証明をおこなえ!」と要求した闘いだ。JR西日本は、中西組合員の発病が尼崎事故による異常な職場状況の中で、極度の緊張を強いられたことに起因することは、明らかであるにもかかわらず、「業務との関連がない」と、労働災害の認定に必要な事業主証明を拒否してきた。そればかりか、JR西日本会社は、何人もの労働者が、労働基準監督署の聞き取り調査に、何事もなかったかのような、「ウソの証言」を強制してきたのだ。この許し難い新自由主義そのものの現実をひっくり返す闘いとして、中西組合員自身のストライキ決起が闘われたのだ。
まず、動労西日本大江委員長が、マイクを取り、このストライキの意義を明らかにして「ただいまからスト通告を行う」と宣言。13時ちょうど中西組合員が全参加者の前で、堂々とJR西日本近畿統括本部に対してストライキを通告。これに全体が圧倒的拍手と歓声で呼応した。全員のシュプレヒコールが響き渡る。ただちにスト突入集会が始まった。司会は、山田副委員長だ。
中西組合員、スト突入宣言!
まず中西組合員のストライキ突入宣言だ。中西君からは、尼崎事故直後から、37時間の超過勤務が強制され、そのために病気に追いやられたことが怒りを込めて提起された。さらに、当然の労災申請に対して、JR西日本がこれを拒否してきたことを弾劾し、これを打ち破るために動労西日本に結集しストライキにたったと、スト宣言をJR西日本に叩きつけた。この感動的なスト宣言を受けて、岡崎組合員が、「ストは楽しい闘いだ」と、はじめてストにたった中西君に激励のアピール。
続いて、スト支援の労働者から連帯のアピール。冒頭、国労福知山の原田さんが、JR西日本の労務支配を徹底弾劾しストに連帯するアピール。関西合同労組からは、森精機闘争をストライキで闘った当該がストに連帯のアピール。関西青年労働者実行委は、9・16橋下打倒集会への総決起と9・29青年労働者集会への結集が呼びかけられた。
さらに司会から動労水戸からのメッセージが読み上げられ、「10・1」外注化阻止決戦をともに闘い、労働運動を塗り替えようと誓い合った。
全学連は、京都大学の富山小太郎君が「このストライキは新自由主義に風穴をあける闘いだ。学生も闘う」と熱烈な挨拶をおこなった。連帯の挨拶の最後に、国労奈良電車区の橘さんが「このストライキは10・1外注化を阻止する闘いそのものだ」と提起した。
最後に全員でシュプレヒコールを再度JR西日本に叩きつけ、大江委員長の団結ガンバローでスト突入集会を締めくくった。
中西君と動労西日本は、この闘いを受けて、労災認定を求める訴状を大阪地裁に提出した。
外注化阻止決戦と一体
9・7動労西日本ストは、10・1外注化阻止決戦の闘いとして圧倒的に打ち抜かれた。同時に、JR西日本における平成採のはじめてのストライキとして、新たな歴史をつくる闘いになった。JR体制打倒の平成採の総反乱の始まりだ。このストライキがもつ歴史的意義に、おびえるJR西日本と大阪府警はかってないスト圧殺体制をとった。JR西日本は、本社、近畿統括本部、大阪支社から20人もの労務担当を派遣、スト通告も駅長ではなく、近畿統括本部が受ける形にしてきた。JR西日本は、「(組織拡大とストは)いつまで続くのか」と、恐怖している。大阪府警も数人の公安刑事を四条畷駅に派遣してきたのだ。階級的労働運動、国鉄決戦、外注化阻止決戦の前進に戦々恐々しているのだ。新自由主義が生み出す労働者階級の総反乱に恐れる支配階級に、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いをたたきつけよう。8・28集団提訴に決起した、動労総連合(千葉・水戸・高崎)の仲間と連帯・団結して、勝利まで闘おう!
動労西日本の決意を述べる大江委員長と山田副委員長