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本部情報87号を発行~1.1カ月の超低額回答弾劾   JR貨物の賃下げ絶対反対~

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本部情報87号 2013年7月18日発行

1.1カ月の超低額回答弾劾
  JR貨物の賃下げ絶対反対


JRで働く労働者の皆さん!
とりわけ、JR貨物とその関連企業で働く労働者の皆さん!


 JR貨物会社は6月26日、今年度の夏季手当について「1・1カ月」の超低額回答を強行しました。これまでの1・5カ月を割り込みました。春闘過程において、貨物会社は、一律賃下げを画策し、日貨労と水面下で秘密交渉を行っていることが明らかになりました。これに対して激しい怒りと行動が噴出し、会社は賃下げを提案することができなくなった中での今回の夏期手当の回答です。 起きている事態は、国鉄分割・民営化が完全に破産し、失敗に終わったことを示しています。発足当初1万2千人で発足したJR貨物の労働者は今や6千人です。総額人件費は現在400億円ですが、これはピーク時900億円の半分以下です。ここまで賃下げと要員削減が進められ、すべての犠牲が現場労働者に転嫁されてきたのです。しかし、どこまでやっても経営は崩壊し続け、長期債務は940億円から1800億円に倍増したのです。これがJR貨物の現状です。国鉄分割・民営化は完全に破産し失敗したのです。根本原因は、国鉄分割・民営化とそれに協力した労働組合にあります。分割・民営化の矛盾の集中する貨物会社の危機をひたすら労働者へ犠牲転嫁するやり方を絶対に認めることはできません。


                       5月1日の貨物本社への抗議行動
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日貨労の裏切り妥結を許すな
ストライキで闘おう!

 これはかつてなく著しい減額です。日貨労はこの超低額回答をその場で受け入れ妥結したのです。 
 夏期手当についてJR貨物は、現段階では営業成績は昨年並みとしつつ事業計画においては34億円の黒字を計画しています。計画達成のために人件費を徹底して切りつめる気なのです。1・1カ月の超低額回答弾劾!JR貨物の賃下げ絶対反対!日貨労の裏切り妥結を許すな!
 今こそ、動労西日本に結集して、ストライキで闘おう!
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俺たちを苦しめている根本の原因は経営体質にあるんじゃない! 
国鉄分割・民営化とそれに協力した労働組合にあるんだ。


動労千葉・貨物協議会議長 佐藤 正和

 なぜ賃下げ? JR貨物の田村社長は、「トラックや船舶等との競争で厳しい」「関連事業の黒字で鉄道事業の赤字を埋めるのは限界」「車両や設備は老朽化で更新が差し迫った課題」「事業計画を作成するに当たり賃金の減額に踏み切ることに致しました」と、平然と言い放ったことが始まりです。
一番許せないと思ったのは、業界紙や幹部社員の前では勝手なことをほざきやがっているくせに、鉄道一筋、機関車一筋でそれこそ何十年も現場でハンドルを握り、ハンマーを持ち、旗を振り、日夜冬の寒さと夏の暑さに耐え、汗と埃にまみれて働き、実際に貨物列車を動かしている現場の俺たちにはいっさいそんな話は今になってもないということです。俺たちには面と向かって言えない。やっぱり資本家・支配階級はそれだけ、現場労働者の怒りと決起を恐れているということの証(あかし)でもあります。
 JR貨物の経営破綻は、今になって始まったことじゃない。鉄道運輸整備支援機構から毎年100億円以上の無利子貸し付けがなければ設備更新が出来ない。国鉄分割・民営化の破綻、失敗の象徴がたくさん貨物につまっているわけです。貨物列車を走らせるのに、各旅客鉄道会社に電力費や線路使用量を払わなければならない。それが倍近くになっていく。いくら働いても働いてもみんな持っていかれちゃう。国鉄分割・民営化の破綻のツケを、その失敗を隠すために貨物労働者の賃金を下げるなんて絶対に許せない。
 怒りの声に火を付けようと5・1新宿メーデー方針を打ち出しました。千葉機関区支部が先頭に立たずして6・9集会も、11月集会の成功もないと、支部の三役が組合員をオルグし、勤務外のほとんどの組合員が参加し、デモの先頭に立ちました。
 JR貨物は当初、日貨労と2月の春闘段階で秘密交渉を行っていましたが、動労千葉の大宣伝で4月提案・5月賃下げ実施をぶっとばし、5・1メーデーでトドメを差しました。いまだにまったく動きなし、ざまあみろです。
 闘いはこれからだ
 JR貨物の会長が更迭されました。夏のボーナス交渉も始まり、闘いはいよいよこれから本格化します。日貨労は事態が明るみに出て隠しきれなくなって、「会社の手先として働く国労幹部」などと悪あがきをしていますが、そもそも当時の動労、今の日貨労が国鉄分割・民営化に率先協力したのがことの根源です。
 日貨労は「平成25年度はJR貨物にとっても存続を左右する分水嶺の年です。全社一丸となって…」「経営陣が骨身を削り、汗をかくことを求めて交渉を強化します」と言っています。そうすれば賃下げを認めるということなんです。
 俺たちを苦しめている根本の原因は貨物の経営体質にあるんじゃない、国鉄分割・民営化とそれに協力した労働組合にあるんだ。職場から怒りの声を! 賃下げ攻撃に屈することなく、正々堂々と胸を張って闘おう! 
 動労総連合の組織強化・拡大へ絶好のチャンス到来として闘い抜かなければなりません。(6.9国鉄全国集会の発言より)
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by doro-nishi | 2013-07-18 16:10 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)