2013年 08月 18日
本部情報90号を発行~ 「8・6ヒロシマ大行動集会」が1250人の結集で大成功!~
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本部情報90号 2013年8月18日発行
8・6祈念式典安倍に怒りのシュプレヒコール!
「8・6ヒロシマ大行動集会」が1250人の結集で大成功!
安倍と中国電力に怒りをたたきつける!
8月6日早朝、「被爆68周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会」が呼びかけた集会とデモで、全国、全世界の怒りが安倍と中国電力にたたきつけられた。
「安倍首相の式典出席弾劾!」「松井市長は恥を知れ!」平和公園での記念式典で、式台に歩み寄ろうとした安倍を怒りのシュプレヒコールが射抜いた。原発の再稼働と輸出を強行しようとする安倍。「原爆と原発は別」と言い放ち、安倍を式典に引き入れた松井市長。
デモで安倍を痛撃
ヒロシマとフクシマ、反核と反原発の闘いを分断し、踏みにじることなど許さない。
原爆ドーム前から繰り出したデモ隊は、式典会場の対岸いっぱいに陣取り、繰り返し安倍に弾劾のコールを浴びせた。公園内にはうなずきながら静かに見守る人もいた。
平和大通りからは一転して、リズミカルな太鼓の音が響きわたった。中国電力に向けたデモだ。「島根原発の再稼働をするな!」「上関に原発を造るな!」路面電車からも車からも市民の熱い注目が集まる。中国電力ビルを一周したデモ隊は、正面玄関前の歩道を埋め、シュプレヒコールをあげた。その数と迫力に警察権力はなすすべもない。
中国電力に怒りをたたきつける
8・6ヒロシマ大行動共同代表の、大江照巳動労西日本委員長が、中国電力への申し入れ書を読み上げた。
(写真上)
すぐそばで情宣をしていた福島県浪江町・希望の牧場代表の吉沢正巳さんも合流し、電力資本を徹底弾劾した。
核と原発は同じ、被爆と被曝への怒りは一つだ。安倍首相と松井市長の目論見は完全にうち砕かれた。
原爆ドーム前で決意を述べる、百武広大自治会委員長
闘う労働組合がけん引!
8・6ヒロシマ大行動が歴史的な成功勝ち取る!
被爆68周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会主催による「8・6ヒロシマ大行動大集会」が8月6日午後、広島県立総合体育館小アリーナにおいて1250人の結集で行われ、その後の市内デモと合わせ、大成功をおさめた。前日の「再稼働阻止・全原発廃炉 ヒロシマ世界大会」と、当日早朝から行われたヒロシマ・アピール集会―安倍首相の式典出席抗議デモの高揚感がそのまま持ち込まれ、会場は集会開始前から早くも解放感と熱気でいっぱいだ。
8・6ヒロシマ大行動集会
12時30分、集会が始まった。まず、8・6ヒロシマ大行動共同代表でセイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表の大江厚子さんが開会あいさつを行い、「ヒロシマの被爆者の訴え」に高陽第一診療所の患者団体である「ひまわり会」の山口元さん、被爆者で8・6ヒロシマ大行動共同代表の下田禮子さんが立った。
続いて基調報告だ。参加者の熱い視線と拍手の中、広島大学学生自治会を建設し、委員長に就任した百武拓さんが登壇した。百武さんは開口一番、「私は被爆者の闘いを継承し、このヒロシマ闘争を学生が最先頭で闘うため、そして新自由主義に対する学生運動の大高揚をつくり出すために、広島大学に自治会を建設しました!」と若いエネルギーをはち切らせて報告。 NAZENヒロシマの若いメンバーからのカンパアピールに続き、アメリカの著名な社会派反戦シンガーのデビット・ロビックスさんが歌を熱唱した。続いてゴアレーベン核廃棄物処分場反対闘争をともに闘っているドイツの青年が登場し、決意を表明した。
フクシマとともに放射能から命を守る医療・保養・避難の取り組みを、福島の女性、ふくしま共同診療所医師の杉井吉彦さん、8・6ヒロシマ大行動共同代表でNPO法人よもぎのアトリエの室本けい子さんが報告した。
安倍政権の原発再稼働、改憲攻撃と闘っている仲間が発言に立った。愛媛県職員労働組合委員長の宇都宮理さんは「ストライキで闘おうという機運が高まっている。伊方原発の再稼働を絶対に阻止する」と高らかに決意を表明。島根人類愛善会会長でNAZEN呼びかけ人の松浦武生さんは「これからも反戦・反核・反原発で頑張りましょう」と呼びかけた。
続いて、広島の青年労働者のアピールだ。最初に倉澤憲司さんへの「8・6処分」撤回闘争で団結を固めてきた広島の教育労働者3人が登場した。続いて広島連帯ユニオン草津病院支部の3人の仲間が登場。女性労働者と中山崇志委員長が決意を表明した。
青年を先頭に明るく気合いのこもった発言が続き会場が熱気に包まれる中、動労千葉の田中康宏委員長が登壇した。田中委員長は「今、必要なことは腹の底からの怒りだ!」と安倍政権の原発再稼働、改憲、戦争攻撃に怒りをたたき付け、「この国の政府は腐っている。打ち倒さなければならない」と鮮明に提起。そのためにも政府の手先になっている連合本部を打倒し、闘う労働組合をつくり上げようと語り、「国鉄闘争の20年間の闘いはすべてをひっくり返すところに来ている」と、一段と声を張り上げ、11月3日全国労働者総決起集会への大結集を訴えた。
最後に、8・6ヒロシマ大行動共同代表で動労西日本委員長の大江照己さんが閉会あいさつを行い、「団結ガンバロー」で集会を締めくくった。
ただちに広島市内デモに出発。広島市の繁華街を通るデモはどこでも労働者民衆の注目の的になった。
闘う労働組合を作り、安倍政権を打倒して労働者民衆の社会をつくろうの声は、今や誰も押しとどめることのできない奔流となったことを確信できた。
広島市内デモ
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