人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本部情報108号を発行~四条畷駅で中西副委員長が ストライキを打ち抜く!

以下のリンクから、pdfファイルでダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/20014389/honbujyoho108.pdf

本部情報108号  2014年4月14日発行

動労西日本14春闘第3波行動

四条畷駅で中西副委員長が
ストライキを打ち抜く!


 4月12日13時から、中西副委員長が、勤務地である四条畷駅で春闘ストライキに決起し、安全崩壊のJR体制打倒と、4・19尼崎闘争への結集を訴えた。

 動労西日本組合員と支援の労働者・学生40名が、四条畷駅東口に結集し、ストライキを共に闘った。
 ストライキ突入時刻の5分前、中西副委員長が制服姿で登場した。大江委員長が、JR西日本本社労務や駅管理職に対して、中西副委員長のストライキを通告した。
 司会である山田書記長が、「尼崎事故の責任をとらず、尼崎事故によって病気になった中西副委員長への労災事業主証明を行わず、パワハラを加えるJR西日本を追い詰めるストライキを貫徹しよう!」と、ストライキ突入集会の開始を宣言した。
 集会冒頭、大江委員長は、「社会を変えJRを変えるストライキとして、13時から終業時までのストライキを打ち抜く。安倍政権による憲法改悪、TPPなどの強行に労働者が声を上げるストライキだ。」と意義を訴えた。
本部情報108号を発行~四条畷駅で中西副委員長が ストライキを打ち抜く!_d0155415_14474845.jpg

四条畷駅前でストライキ宣言を提起する中西副委員長

 ストに入った中西副委員長は、「ブラック企業であるJR西日本と立ち向かうために立ち上がった。」と、まず決意を明らかにして、ストライキ宣言を提起し、これを参加者全員で確認した。(ストライキ宣言は裏面に掲載)
 続いて、岡崎組合員は、「熟練労働者の首を切った国鉄分割・民営化と、規制緩和の外注化の行き着く先が尼崎事故であり、京浜東北線・川崎駅事故だ。ストライキで闘うのが労働組合だ。あきらめを組織する労働組合指導部と決別し、われわれと共に闘おう。」とJRの青年労働者に呼びかけた。
 JR職場から、国鉄労働組合の労働者がストライキ支援に駆けつけてくれ、発言を受けた。
 JR西日本大阪事業所の不当配属職場で、27年間闘い続けている東元さんは、「JR西日本の本性は闘う労働組合つぶしだ。中西副委員長と共にブラック企業JR西日本と闘い抜く!」と決意表明した。
 JR西日本神戸土木技術センターの冨田益行さんは、「このストは、春闘ストライキであり、4・19尼崎闘争に向けた重要な闘いだ。青年労働者が怒りで決起する情勢が来ている。青年労働者を獲得するために闘おう!JR北海道による23才の青年保線労働者への懲戒解雇は許せない。JR西日本では、89人もの下請け労働者が殺されている。反合理化・運転保安闘争で闘おう!4・19尼崎闘争を闘い、労働運動の主流派となろう!」と呼びかけた。
 支援の労働者からのアピールの冒頭に、関西青年労働者実行委員会の仲間が発言した。「中西副委員長の闘いがJRを追い詰めている。沖縄やJPにおける問答無用の解雇は、資本の方が追い詰められているからだ。勝利しているのはわれわれだ。」と明らかにした。
 佃文弘・全国水平同盟青年部長から、「中西副委員長への、こんなむき出しの攻撃の背後には、中西副委員長の闘いが敵を恐れさせているからだ。住宅闘争への反動判決も全く同じだ。断固として闘い勝利していく。」と連帯の挨拶を受けた。
 関西合同労組からは、八尾市にあるブラック企業・中西工業との闘う青年労働者闘いの報告を受け、青年労働者の未来をかけて、闘い抜くと決意を受けた。
 支援の挨拶の最後に、学生を代表して、大森全学連副委員長が、法政大学をめぐる決戦で勝利を切り開き、全国で学生自治会を復権していく闘いを進めていく。」と決意を明らかにした。
 そして再度、中西副委員長が、「闘う労働組合を結集させ、労働者が主人公になる社会をつくろう!」とストの意義を明らかにした。最後に、大江委員長のまとめと団結ガンバローで、スト突入集会を締めくくった。
 3度目の四条畷駅ストライキは、国鉄分割・民営化崩壊情勢の中で、青年労働者の怒りと確固として結びつく闘いとして打ち抜かれた。階級的労働運動が、青年労働者の未来に責任を取ることができるのを、誰の目にも明らかにする闘いとしてやりきった。
本部情報108号を発行~四条畷駅で中西副委員長が ストライキを打ち抜く!_d0155415_14455452.jpg

支援の仲間と団結ガンバロー!

=================================================

中西副委員長のストライキ宣言

 昨年から数えて、四条畷駅での3回目のストライキになります。昨年の9月の北海道での貨物列車脱線事故、今年の2月の川崎駅での脱線事故と立て続けに一歩間違えば、大惨事になるような事故が、連続して発生している。
 国の規制緩和により、2001年から外注化が本格的に始まってからは、JR内部にある原因がある事故の発生件数は、2005年の尼崎事故時の1440件をピークに下がり始めたが、2010年から再び増加している。国鉄分割民営化から27年を経て、JR資本が積極的に取り入れた外注化体制が全面的に崩壊していることが伺える。
 尼崎事故から9年目になる本年は、安全崩壊のJR体制を打倒しなければならない。JR資本は、尼崎事故の責任を現場労働者に転嫁し、歴代3社長の無罪判決により、居直り、JR資本は、事故を激増させている。JRは、全面外注化と業務丸投げにより、安全に列車を運行する要員も技術も失った。要員は各社平均で、約40%も削られ、国鉄分割民営化により、大量の熟練労働者を解雇した上、約27年もの間、青年労働者への技術継承もなされていない。
 その上で、今回、川崎駅での発生した事故は、首都圏で、尼崎事故が起きていたかもしれない恐るべき事態だ。同様に、JR西日本も、尼崎事故の再発も弄している。JRは、いかんせん安全というものを軽視し、総外注化・総非正規職化などで、本業の鉄道を蔑ろにし、副業ばかりに力を入れ、利潤を極端に追求する企業と化している。むしろ、これは由々しき事態であり、安全軽視もいいところである。
 先ほど述べたとおり、事故の責任を現場労働者に転嫁するなら、私ら労働者に経営権を渡せと声を大にして言いたい。もっとも私ら労働者のほうが、運転保安の確立した、安全な鉄道会社にすることができるぞ!
 安全崩壊のJR体制を弾劾しよう。
by doro-nishi | 2014-04-14 12:50 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)