2014年 05月 26日
踏切安全問題
(本部情報98号2013年12月22日発行を参照)
→https://dl.dropboxusercontent.com/u/20014389/honbujyoho98.pdf
都市部の踏切は、道路丸ごと立体交差化工事をして、一か所に何十億もかけてどんどん進める。一方で、一か所3000万円で設置できる過疎地の踏切は警報機もないまま。そこで高齢者、高校生の死亡事故が起きている現実。しかも、事故の弁償を遺族に送り付けるJRの体質などが流れていた。警報機と遮断機のない踏切で起きた事故は、おととし44件。国は今まで負傷者5人以上でないと調査してこなかった。今は基準が変わったというが。
遮断機のない踏切は全国に3850ヶ所もあるという。
JR西日本は事故が発生して5ヶ月も経ってようやく、12・7芸備線踏切死亡事故が起きた踏切に遮断機を設置すると言い出した。5月19日、杉岡篤JR西日本広島支社長が会見を開き、「踏切を通る道路の幅を現在の2メートルから4メートルに広げる方針を広島市が決めたことで、現場付近の交通量の増加が見込まれるとして、警報機と遮断機を設置する方針」を明らかにした。しかし、「警報機と遮断機の設置時期はまだ決まっていない。」という。
利益優先で遮断機を取り付けてこなかったJR西日本を、絶対に許すことはできない。JRだけでなく、遮断機のない踏切を放置し続ける国土交通省=安倍政権も同罪だ。動労西日本は、昨年、可部線安芸長束駅構内の踏切への遮断機取り付けを勝ち取っている。外注化粉砕!反合理化・運転保安闘争で共に闘おう!