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本部情報116号を発行~動労総連合を全国につくろう!

以下のリンクから、pdfファイルでダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/20014389/honbujyoho116.pdf

本部情報116号  2014年7月13日発行

反合理化・運転保安確立!組合破壊を許すな!
外注化阻止・非正規職撤廃!被ばく労働拒否!


動労総連合を全国につくろう!
10・1郡山工場外注化阻止!


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JR東日本で連続した大事故が発生

6月14日、京浜東北線・神田駅~秋葉原駅間で転落死亡事故が発生
青年の命を奪ったのは外注化を強行したJR東日本だ


 6月14日午前3時33分ころ、京浜東北線の神田駅~秋葉原駅間で、電力線をつるすケーブルの新設作業中に1人の労働者が高架下に転落し死亡する痛ましい事故が起きた。亡くなったのは作業班6人中、最も若く経験も浅い21歳の青年労働者だ。
 この工事はJR東日本の委託で日本電設工業が工事指揮者1人を出し、作業責任者ら5人は明和電工(孫請け)という典型的な丸投げ外注化によって行われた。事故の概要は、張ろうとしていたケーブルが切れて高架下に垂れ下がり、作業員が押さえていたが、下の道を通過したトラックが垂れ下がったケーブルを引きずり、押さえていた作業員1人が引きずられ、高架から転落し死亡したというものだ。
 また死亡事故から7分後に電力指令が電流を流す指示をし、1500ボルトの電流を電力線に流したが、ハイピーと呼ばれる安全装置が起動して送電が止まるという事態も発生した。二次的事故になりかねなかったのだ。
 現場は山手線、京浜東北線、新設中の東北縦貫線が重なる区間で、線路閉鎖と電流を止める措置を取った上で夜間作業が行われた。電流を止める時間は1時40分から3時40分までの2時間しかなく、他の工事とも競合していた。こうした過酷で危険な作業のやり方が、保線や電力など工務現場では一般的になっている。
 現場では「また死亡事故か!」「事故が止まらない。次々と起きる。」という悲鳴と怒りが噴出している。安全が根幹から破壊され、「明日は我が身」が現実に迫っているからだ。労災死亡者数はJR全体で400人にのぼっている。死亡者・負傷者の大半が低賃金で劣悪な労働条件を強いられている下請け・孫請けの青年労働者だ。
 99年に山手貨物線で5人の下請け労働者が触車死亡した事故以降、JR東日本は事故の責任を下請け・孫請けに押し付ける体制をつくってきた。01年には「設備メンテナンスの再構築」を打ち出して保守部門の外注化を開始し、その後、それを検修、駅など全業務に拡大した。外注化を強行するJR体制は打倒あるのみだ。
 今回の事故で青年を殺したのはJR東日本だ。JRの責任逃れを絶対に許さない。線路閉鎖・解除や送電の中止・再開はJRが行う。その手続きなどにミスがあれば事故が起きる。だから鉄道事業は外注化してはいけないのだ。今回の事故でも、2月の京浜東北線・川崎駅事故後にとられたはずの「JR社員の立ち会い」について、JRは完全に沈黙している。

7月3日、山手線原宿駅で車両が故障し発煙する事故が発生
事故の責任は大井工場のコンプレッサー部門の外注化を強行したJR東日本にある


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国鉄労働者交流集会に集まろう!

日時:8月5日(火)14時~16時

会場:広島市東区民文化センター3階「音楽室」
*JR広島駅新幹線口から新幹線高架沿いに東へ徒歩10分


・基調報告 動労西日本山田書記長
・各地からの報告・決意表明


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職場の情報を寄せて下さい。ブラック企業JRと闘おう!各支部の連絡先は裏面にあります。
JR東海・西日本・四国・九州・貨物とその関連会社の仲間は、動労西日本に加入しよう。
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01年朝霧事故・05年尼崎事故・06年伯備線事故~安全崩壊のJR西日本

5月21日11時35分、東海道本線芦屋駅構内で、待避不良事故が発生
事故の責任は、もうけ優先で線路閉鎖しなかったJR西日本にある


 特急気第55D列車(特急スーパーはくと5号、京都発倉吉行、5両編成)から、線路内で作業員が気笛吹鳴を受ける事故があった。事故当日は、作業責任者含めて4人で、東海道本線下り内側線・外側線の芦屋駅~摂津本山駅間で線路に入っての徒歩巡回検査をしていた。本来ならば、線路閉鎖して、列車をすべて運休して作業しなければならない。ところが、JR西日本は線路閉鎖しないまま、労働者を線路に入れていたのだ。列車が来たときだけ待避すればよいというJR西日本を絶対に許すことはできない。
 徒歩巡回終了後、巡回検査中に発見した分岐ガードボルト折損の状態を下り外側線(6#)の線路内から見ていた。その後、現場見張員(巡回時、先方見張員)は前方約500メートルの位置で列車を認め、「下り外列車接近待避!」と作業集団へ伝達し、4人は下り外側線施工基面へ待避した。一方、特急気第55D列車の運転士は、2つ手前の西宮駅を定刻で通過し、時速約120キロで事故現場を通過しようとしていた。待避が遅れたら間違いなく殺されていた。

 こうした現実への怒りは充満している。怒りの声を表に出し、大きく束ねて渦をつくろう。1047名解雇撤回、反合理化・運転保安確立、外注化・非正規職化粉砕、被ばく労働強制拒否へ、ともに闘おう。10月1日には、郡山工場の外注化がねらわれている。各職場で闘って闘って、外注化を粉砕しよう。

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芦屋駅事故の見取り図。当時、線路内で作業をしていたのは、JR西日本(本体の)神戸保線区芦屋管理室の4人。作業責任者59才現職経験13年、先方見張員53才現職経験19年、現場見張員24才現職経験3年、作業員20才現職経験1ヶ月。

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by doro-nishi | 2014-07-13 16:04 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)