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本部情報139号~中西副委員長の職場復帰を勝ち取ったぞ!

以下のリンクから、pdfファイルでダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/20014389/honbujoho139.pdf

本部情報139号  2015年4月6日発行

中西副委員長の職場復帰を勝ち取ったぞ!

「JR大再編」第2の分割・民営化攻撃粉砕へ


労働組合が本気で団結して闘えば勝利できる!

 動労西日本の15春闘の闘いの柱であった、中西副委員長職場復帰闘争は、4月2日、中西副委員長の職場である四条畷駅に復帰する大勝利を勝ち取った。動労西日本の総力をあげた闘いがもぎりとった勝利だ。
 動労西日本は、「中西副委員長の職場復帰実現」を真っ向から掲げて、2・27、関西・広島での第1波スト、3・12、第2波広島ストライキを打ち抜いた。
 同時に職場復帰を求める仮処分闘争を闘い、不当な取扱を絶対に許さない闘いを繰り広げた。
 こうした組合あげた闘いが、職場復帰をを切り開いたのだ。
 労働組合が、「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために」と本気になって団結して闘えば、勝利することができることを鮮やかに示したのだ。
 JR西日本は、中西副委員長を復業をさせずに、4月中旬に「180日病欠」に追い込もうとしてきた。これをもって「休職辞令」を発令して、休職に追い込み、3年間の休職状況に追いやって復職させず解雇して、JR西日本から追放しようという攻撃をかけてきたのだ。
 動労西日本は、この攻撃を完全粉砕したのだ。

労働組合破壊の狙い撃ち解雇攻撃

 この攻撃は、完全な狙い撃ち解雇攻撃だ。
 JR西日本は、動労西日本の先頭で闘う中西副委員長の闘いに、青年労働者の怒りの総決起を見たからこそ、狙い撃ち攻撃をかけてきたのだ。
 動労西日本は、JR西日本と真っ向から対決して闘う唯一の労働組合だ。「奴隷協約」である「総合労働協約」を結ばずJR西日本と闘ってきたのだ。
 なにより、JR西日本の中の労働組合として、尼崎事故を弾劾して、JR西日本に事故責任をとらせる闘いを一貫して闘い抜いてきた。
 JR西日本は、この動労西日本の先頭に立つ中西副委員長を追放して、動労西日本を破壊しようと攻撃をしかけてきたのだ。動労西日本はこの攻撃を団結の強化・拡大で打ち破ったのだ。

解雇自由を目指す悪辣な手口を粉砕した!

 中西副委員長の職場復帰の勝利は「解雇自由」を目指すJR西日本の悪辣な手口を暴露し、粉砕す
る闘いとして勝ち取られた。
 JR西日本が卑劣なことは、中西副委員長への職場復帰拒否・解雇攻撃を「安全衛生取扱準則」なる「運用の指針」でしかないものを使ってやってきたことだ。
 JR西日本は「就業規則」に何一つ手を入れることなく、「安全衛生取扱準則」の内容を書き換えて、事実上の解雇規定の変更を盛り込み、解雇を狙ってきたのだ。労働者に対する一方的「不利益変更」を「安全衛生取扱準則」の書き換えでやってきたのだ。
 今回の場合は、①産業医に復業・復職を拒否する権限を与えたことである。
 さらに、②産業医を名実共にJR西日本の手先・先兵と位置づけたことである。「安全衛生取扱準則」では、「産業医」という言葉を使わずに、「管理医」と呼び、労働者の安全衛生をまもる存在としての「産業医」ではなく「JR西日本の利害を体現した「管理医になることを強制しようとする内容になっているのだ。
 このように、JR西日本は、精神的・肉体的に疾患にかかった労働者を「安全衛生取扱準則」で解雇自由に追い込める規定に改悪してきたのだ。
 動労西日本は、ストライキで、中西副委員長への職場復帰拒否攻撃が解雇自由を狙うものであることを、明らかにし、労働者全体の攻撃だととらえきって闘いに立ち上がった。
 同時に、仮処分闘争では、JR西日本の好き放題を許さず、手足を縛り、手詰まりに追い込む闘いとして貫かれ勝利したのだ。

外注化・非正規化粉砕・JR体制を打倒しよう!

 中西副委員長職場復帰闘争は、「JR大再編」=第2の分割・民営化攻撃との最先端攻防として勝利したことが決定的だ。
 国鉄分割・民営化から28年。JR体制は完全に破産し崩壊している。
 JR北海道や貨物だけではない。なによりJR東日本が、全面的な外注化・非正規化、地方切り捨ての先頭になって、第2の分割・民営化攻撃というべき「JR大再編」攻撃をかけてきていることにそれは明らかだ。
 今や、運転士・車掌も含めた外注化・非正規化が狙われているのだ。
 2015年「3・14」ダイヤ改正攻撃こそ、3年がかりで、鉄道事業のすべてを外注化・非正規化しようとする大攻撃だ。それは、労働組合の破壊であり、全面的な安全崩壊をもたらして、第2第3の尼崎事故が起ころうとしているのだ。
 JR西日本も尼崎事故を居直り、ますます外注化・非正規化にのめり込もうとしている。
 外注化・非正規化攻撃は、青年労働者の未来を奪う攻撃だ。青年労働者の怒りの決起はこれからが本番だ。
第2の分割民営化攻撃こそ、JR体制を打倒する情勢の到来だ!

動労神奈川に続き動労総連合を全国につくろう!

 実際、この攻撃は、打ち破ることができる。
 動労千葉は、外注会社・千葉鉄道サービス(CTS)の労働者との団結をかけて闘い、外注化を中から食い破る闘いをつくりだしCTS労働者の大結集情勢になっている。
 動労水戸は、被曝労働拒否の闘いで、青年労働者の怒りの結集を勝ち取っている。
 2・22に結成された、動労神奈川は、車両清掃を業務とする外注会社「環境アクセス」の青年労働者の怒りがつくりだした労働組合だ。
 会社は、組合結成に対して、雇用契約を3ヶ月から1ヶ月へと契約内容の変更を迫ってきた。さらに許せないことに、4月雇い止めを通告してきたのだ。
 しかし、これに怒りを燃やし、当該の労働者を先頭にした24時間ストライキが叩きつけられたのだ。動労神奈川は、このストで、雇い止めを阻止し、3ヶ月契約に戻させる勝利をもぎりとっている。
 動労神奈川結成と緒戦の勝利は、外注化・非正規化に対する青年労働者の怒りが、巻き起こり、JRを揺るがす闘いに発展することを突きだした。外注化・非正規化に対する青年労働者を先頭とする怒りが、必ずJR体制を焼き尽くすのだ。
 2015年、いよいよJR体制との決着を付ける闘いが開始された。
 「JR大再編」との闘いこそ、全社会に広がる戦争と民営化攻撃を打ち破り、労働運動を甦らせ、労働者が主人公となる社会をつくる決定的闘いだ。JR体制打倒の闘いに立ち上がろう!
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by doro-nishi | 2015-04-06 15:35 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)