2016年 01月 01日
高徳線脱線事故の責任はJR四国当局にある!運転士への責任押しつけは許さない!
2015年12月31日12:00ごろ、香川県さぬき市にある高徳線オレンジタウン駅構内で、徳島発高松行きの1両編成のワンマン普通列車(運転士1人だけ乗務)が、本線から分かれた「安全側線」と呼ばれる線路に進入し自動列車停止装置(ATS)が作動、車止めの目的で線路の先に積まれた砂利に乗り上げて脱線した。列車の運転士と乗客46人にけがはなかった。
列車は駅にいったん停車したあと赤信号のまま発車し、近くにあるレールのポイントから安全側線に入った。高徳線は線路が1本の単線。単線で対向列車が駅に接近している場合、駅構内の信号が赤になり、誤って発車した場合でも、列車を安全側線へと導き、正面衝突を回避する仕組みだ。
JR四国は、運転士が何らかの原因で赤信号を見落としたのが事故原因だと言っているが、根本原因はワンマン列車化と、駅の無人化だ。車掌が乗務し、駅員の出発確認合図があれば防げた。国鉄時代の30年前ならありえない事故だ。
JR四国の駅は80%が無人化されている
JR四国は、情報を伝える駅員がいない無人駅を中心に、インターネットを通じて本社から発信した運行情報を表示できる液晶パネルを、各駅に設置するとしている。この液晶パネルの導入によって、さらなる駅の大合理化・無人化を進めようとしている。合理化反対・運転保安闘争で闘おう。