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■動労西日本 五日市駅で第4波ストを日韓連帯闘争として打ち抜く!

 動労西日本は、8月5日、山陽本線五日市駅を拠点に、不当配転粉砕!三江線廃止絶対反対!の第4波ストライキに決起した。広島印刷事業所廃止絶対反対の10ヶ月間にわたる闘いは、全員解雇・強制出向を完全に粉砕した。JR連合・JR総連の裏切りを許さず、動労西日本と職場の仲間の決起で勝利したのだ。

 今回のストには、被爆71周年8・6ヒロシマ大行動に参加したテグの城西工団労組が合流した。動労西日本のストライキがついにゼネストを闘う民主労総と結合したのだ。日韓100万決起で朝鮮戦争・核戦争を阻止する歴史的闘争の始まりだ。国鉄労働者が職場から国際連帯とゼネストで改憲・戦争を阻む闘いを切り開いたことは決定的である。

 8・5ストライキは、JR西日本の合理化・外注化・出向攻撃を現場労働者の反撃で挫折に追い込んだ。これは国鉄分割・民営化以来、初めてのことだ。広島印刷事業所廃止攻撃は、全面外注化・総非正規職化・ローカル線切り捨ての「第2の分割・民営化」攻撃の突破口と位置づけられていた。実際、JR西は、7月末印刷事業所廃止の翌日8月1日に、9月1日にも三江線廃止方針を打ち出すことを発表した。印刷事業所廃止絶対阻止の闘いは、まさにこの「第二の分割・民営化」との決戦のゴングを打ち鳴らし、緒戦での決定的勝利を切り開いたのだ。 

 闘いはこれからだ。印刷事業所廃止阻止闘争が切り開いた地平は、JR西日本との力関係をひっくり返し、”闘えば勝てる”展望をつくりだしている。動労西日本の闘いに追い詰められたJR西日本は、印刷事業所の廃止を強行し、岡崎昭夫執行委員を五日市駅へ不当配転した。だが、印刷事業所廃止の全面白紙撤回と不当労働行為粉砕の闘いは、地区の労働者の団結の砦となり、より大きな闘いに発展している。8・5ストはその第一弾である。

 ストライキは、大江照己委員長のスト通告で午前10時30分にスト突入!五日市駅北口でスト突入集会を開始した。ストに突入した岡崎執行委員を結集した仲間のシュプレヒコールと拍手で迎えた。岡崎執行委員は『第4波ストライキ宣言』を読み上げた。

 「すべてを資本の手から労働者の手に奪い取る以外に労働者人民は生きていけません。団結して闘えば勝てるのです。全世界の労働者の巨大な国際連帯が始まっています。本日は韓国の仲間も合流しています。全世界で解放を求めゼネラル ストライキ・デモを闘う労働者階級人民と結びつことです。国際連帯でプロレタリア革命を切り開こう。」と、国際連帯と絶対反対で闘い抜く決意を表明した。城西工団労組からは、ストライキに連帯することができて大変うれしい、ストライキで闘う広島の同志と共に団結して闘う、との国際連帯の熱烈なアピールがあった。さらに動労総連合から動労神奈川の桑原豪臣副委員長が駆けつけて岡崎組合員に激励のエールを送った。広島連帯ユニオンの仲間から動労西日本とユニオンが拠点労組となってゼネストを切り開こう、との檄が飛ばされた。ストライキは、炎天下で、それに負けない熱闘となっていった。最後に大江委員長が、ただちに8・6ヒロシマの闘いに起とう、と集会をまとめて団結ガンバロー三唱した。

 正午、ストの熱気を持ってJR西日本広島支社前に登場。動労西日本近畿支部・米子支部、自治労倉敷、さらに全国から駆けつけた仲間が合流し、JR西資本を徹底弾劾すると共に、JR関連職場で働く労働者に呼びかけを行った。岡崎執行委員に続き、徳島医療福祉労組の元木智之委員長、動労水戸の高野副委員長から共に闘う決意が表明した。動労西日本は、JR体制を打倒するまで闘い続ける。8・6ヒロシマ大行動の一貫として、ストライキで8・5~8・6の闘いを貫徹したことは決定的である。今秋11月、日韓労働者の共同決起で全世界ゼネストの実現へ前進しよう!
(動労西日本書記長・山田和広)
by doro-nishi | 2016-08-05 20:00 | 活動報告 | Trackback | Comments(0)