2016年 10月 31日
「10・22~23みよし星野文昭絵画展とJR三江線写真展」「10・23三江線廃止絶対反対集会」が成功
動労西日本は、JR西日本の三江線廃止攻撃に絶対反対で闘っている。三江線は、広島県三次市と島根県江津(ごうつ)市を結ぶ全長108・1Kmの生活路線であり、太平洋側と日本海側を結ぶ「陰陽連絡線」の代表的線区だ。9月30日、JR西は赤字を理由に三江線の廃止を国土交通省中国運輸局に届け出た。新自由主義資本・JRは、一切の社会的公共的責任を最後的に投げ捨てた。安倍政権とJRは、三江線廃止を突破口に、全国の赤字ローカル線「全廃」に突き進もうとしている。「選択と集中」の名のもとに、全面外注化と地方切り捨て・地域破壊を促進するローカル線廃止こそ、労働法制大改悪を先取りし、労働と社会を破壊する「第2の国鉄分割・民営化」そのものだ。動労西日本は、広島印刷事業所廃止絶対反対の闘いとともに、三江線廃止絶対反対をトコトンつらぬく。
2日間の企画の締めくくりに、韓国民主労総のゼネスト決起のDVDを上映し、集会をおこなった。山田和広書記長が司会を務め、主催者として大江照巳委員長が「差し迫る朝鮮戦争を、始まる前にこそ阻止しよう。11月日韓共同行動を成功させよう。三江線廃止を絶対許さない」と、力強く宣言した。基調報告は、鷲見貢米子支部長がおこなった。三江線は、全35駅のうち三次駅を除く34駅が米子支社の管轄であり、鷲見支部長がこの闘いの先頭で闘っている。鷲見さんは、国鉄分割・民営化粉砕の30年の闘いの地平に立って、JR資本の三江線廃止攻撃を徹底的に断罪、「労働者が絶対反対で立ち上がれば社会は変わる」と訴えた。広島星野さんを救う会の増上昭典さんが特別報告に立ち、星野奪還への総決起を熱烈にアピールした。
闘争報告を原田隆司近畿支部長と岡崎昭夫執行委員がおこなった。広島印刷事業所廃止阻止闘争の勝利を牽引した岡崎さんは「労働者の階級的団結と国際連帯こそが戦争を止め、社会を変える力。国鉄闘争がプロレタリア革命の展望を切り開いている。11月日韓連帯共同行動に立とう」と鮮明な決意を表明した。会場からの発言も相次いだ。広島の可部線廃止反対を闘った住民、米子から駆けつけた労働者、三次の地域で闘っている労組役員などから、共に闘う決意が語られた。最後に、大江委員長が「団結して、ともに11・6東京-11・12~13ソウルへ!」と締めくくって閉会した。
(動労西日本書記・松野博之)