2018年 01月 26日
第12回定期大会報告~安全破壊のJR西日本と対決し、始業時間前タダ働き(無賃労働)撤廃!非正規職解雇撤回へ!

議長に鷲見貢(すみみつぎ)米子支部長を選出し、動労総連合各単組・労働組合岡山マスカットユニオン・徳島医療福祉労働組合・新川登茂宣(しんかわとものり)弁護士からのメッセージが紹介されました。続いて、広島連帯ユニオンの壹貫田康博(いっかんだやすひろ)書記長が、「動労西日本はJR職場の問題だけでなく全人民の課題を闘っている。ジェイアール西日本広島メンテック新幹線営業所は車両清掃に携わる元木康亮(もときやすあき)組合員を解雇したが、これは非正規職は組合をつくるなという支配階級の意思だ。組合員全員が闘う組合をつくろう。3・25改憲・戦争阻止大行進を爆発させよう。」と訴えました。

経過報告に立った大江照己(おおえてるみ)委員長は、JR西日本の来島達夫(きじまたつお)社長を弾劾し、「新幹線事故を始め各職場で安全問題が目に見える形で噴出している。尼崎事故を絶対に許さない。隣の労働者に呼びかけて自分の職場で闘いをやろう。8・5反戦世界集会を動労西日本が牽引(けんいん)する。労働者の思いを実現できる政党をつくろう。」と呼びかけ、五日市駅での始業時間前タダ働き(無賃労働)撤廃闘争について、「職場の労働者が時間外労働をしちゃいけないという意識になり、青年の決起が始まった。労基署に始業時間前タダ働きを申告し、さらなる闘いを展開する」と述べました。
山田和広(やまだかずひろ)書記長が運動方針を提起しました。討論では、除雪作業の安全問題を追及してきた原田隆司(はらだたかし)近畿支部長が、「もっと要員を増やさないといけない。新幹線事故は国鉄分割・民営化によるもので、新幹線を誰も止められない構造にした。ローカル線は故障してから修理すればいいというJRを許さない。」と決意を示しました。東元(あずまはじめ)会計監査委員が、ストライキで外注会社への出向を止めた地平を語りました。中西剛(なかにしつよし)副委員長は、「尼崎事故でメンタルヘルスになった社員が大勢いるが、働き続けることのできる職場環境をJRに強制する。」と表明しました。元木組合員は、「同期入社した人が全員辞めた。新幹線事故で安全問題を訴えたら解雇するなど許せない。非正規職を切り捨てるJR資本を打倒する。」と解雇撤回闘争への闘志を燃え立たせました。