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本部情報233号~尼崎事故は終わっていない!安全破壊・労組破壊の民営化絶対反対

以下のリンクから、PDFファイルでダウンロードできます。
https://www.dropbox.com/s/it3imz1mu44hxrz/honbujoho233.pdf?dl=0


尼崎事故は終わっていない!
安全破壊・労組破壊の民営化絶対反対
戦争・改憲の先兵=JR「第三の分割・民営化」と闘おう


 国鉄分割民営化から31年、JR職場では、これまでのレベルを超えた合理化が激しく進んでいる。JR資本は、労働組合をJR職場から一掃し、全面外注化・全員非正規化=第三の分割民営化を完遂しようとしている。JR資本の方針は、「戦争・改憲のための労働運動解体」であり、戦争のためなら安全はどうでもいいということだ。実際に、JR東日本の経営幹部は、安倍政権と相談しながら労働組合破壊と合理化を進めているのだ。戦争・改憲の先兵となったJR資本を、今こそ階級的労働運動の力で打倒しよう!


尼崎事故とは何だったのか

 2005年4月25日、福知山線の塚口駅~尼崎駅間で、列車が急カーブを曲がりきれずに脱線、線路脇のマンションに衝突し、運転士・乗客107人の命を一瞬のうちに奪った。その後、事故関連で3人が死亡し、死者は110人になった。
 動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西は、事故弾劾の闘いを、毎年、尼崎現地で続けてきた。事故後もJR西日本は、安全は輸送業務の最大の使命であることを投げ捨て、利潤を上げることにすべてをかけてきた。その結果が、昨年12月11日に起きた新幹線台車破断事故である。
 JR西日本の来島達夫社長は、新幹線台車破断事故の説明で、尼崎事故遺族に対し、『定時運行しないとお客さんに怒られるんです』と言い、記者会見の場では、『列車をとめるのは勇気がいる』と述べた。完全に居直り事故の責任を取ろうとしないどころか、尼崎事故はもう終わったと宣言しているに等しい暴挙だ。
 さらに、尼崎事故現場のマンションは、JR西日本が追悼の場とする方針で工事が進み、屋根で覆われるなど姿を大きく変えている。JR西日本が尼崎事故をモニュメント化して隠ぺいし、過去のものにしようとしていることは明らかだ。絶対に許すことはできない。


分割・民営化は破たんした

 JR九州は、鉄道会社にもかかわらず、自然災害で不通になった区間に線路を敷いて復旧することもせず、不動産でもうけることに躍起になっている。挙げ句の果てには、自治体に設備投資をやらせて、運賃収入の利潤だけをJRが吸い取るという上下分離方式を進めている。

 JR貨物は、線路をJR6社に借りて列車を運行するので、利潤はまったく出ない。それでも利潤を追求し、労働者の賃金を最低賃金にまで下げている。運転士には往復で400キロ以上連続した乗務を強制している。車両や設備は古いを通り越し、あきれてものも言えないほど老朽化が激しく進行している。そういう中で、貨物列車の車両故障が頻発し線路上で立ち往生し、旅客列車も運行不能という事故が立て続けに発生しているのだ。

 職場には、ストライキで闘う労働組合が絶対に必要だ。JR関連職場で働くみなさん。動労西日本・動労総連合に結集し、ともに闘おう。
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★動労西日本のFAX番号が、082-298-9006に変更となりました。今までの番号は電話専用となります。

by doro-nishi | 2018-04-26 21:32 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)