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本部情報247号~「作業ダイヤ(5時始業)守り超過勤務あれば申告を」と五日市駅長が是正を指示。組合の闘いで始業前タダ働き根絶へ前進!

以下のリンクから、PDFファイルでダウンロードできます。
https://www.dropbox.com/s/29gu8ajjdcp65kr/honbujoho247.pdf?dl=0


 1月23日、山陽本線五日市駅(広島市佐伯区)で駅長が、「作業ダイヤ(始業、終業時刻)を守ってください」「超過勤務があれば申告してください」という指示を発表しました。これは、五日市駅で毎朝約30分の「始業前タダ働き(時間外残業)」が行われてきた事実をJR会社として初めて認め、それを是正することを表明したものです。動労西日本が、五日市駅で始業前タダ働きの撤廃を要求して闘ってきて2年。ついにJR会社に非を認めさせたのです。

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動労西日本がJRを動かす
 駅の営業開始は5時10分。JR会社は、開始準備は10分ですむとして、5時を始業時にしています。しかし現実には、どうしても30分程度の時間が必要になっています。こうした実態があるのを会社は見て見ぬふりをしてきました。そして始業開始前に労働者が仕事をしているのは「勝手にやっていること」、「勤務とは認識していない」と言い、「追給(賃金追加)はしない」「5時始業の作業ダイヤも変更しない」と言い張ってきたのです。

 労働者が1分でも遅刻すれば処分するのに、会社は毎日20分、30分と労働者に時間外タダ働きを強制し、利潤をため込んできたのです。それはJR西労組など大きな組合が、この現実を黙認してきたことでまかり通ってきたことでもあります。

 しかし、動労西日本は、小さな組合といえど、五日市駅勤務の大江委員長を先頭に、このタダ働き強制に異議を唱え、その実態をあばき、ストライキを含む闘いを開始しました。労働基準監督署も動き出し、JR会社に何度も警告が発せられました。「法令順守」をたてまえとするJR会社は、追い詰められ、あらためて「始業は5時。超過勤務(始業前残業)があれば申告を」という駅長指示を出さざるをえなくなったのです。動労西日本の闘いが、JR会社を揺さぶり、動かしたのです。

全駅で違法残業の撤廃を
 闘いはこれからです。JR西日本各駅で、直営駅でもメンテック委託駅でも、始業前のタダ働き、「サービス残業」が当たり前のように行われています。このすべてをやめさせ、正当な労働時間を守らせ、正当な賃金を支払わさせなければなりません。動労西日本が始めた五日市駅の闘いを広げれば、実現できます。

 JRと関連会社で働くすべての仲間の皆さん。まっとうに闘う労働組合=動労西日本に入っていっしょに声を上げ、職場を変えましょう。

by doro-nishi | 2019-02-08 14:27 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)