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本部情報249号~2・27五日市駅スト貫徹!みどりの窓口閉鎖絶対反対!JR西日本は駅業務全面外注化・無人化をやめろ!

以下のリンクから、PDFファイルでダウンロードできます。
https://www.dropbox.com/s/ile875zpvy7evxe/honbujoho249.pdf?dl=0

2・27五日市駅スト貫徹  みどりの窓口閉鎖絶対反対

 2月27日、動労西日本は五日市駅を拠点にストライキに決起し、組合全体の総力で闘いぬきました。「本日スト」の見出しの組合機関紙号外を、JR西日本広島支社前、広島駅前、山陽本線横川駅前、芸備線安芸矢口駅前でそれぞれ配布し、ストライキ中に、五日市駅前で配布しました。総計650枚も受け取られました。ストライキ突入集会では、五日市駅周辺を通る人々から、何度も拍手が巻き起こり、ストライキへの期待と激励を受けました。

 JR西日本は、本社と広島支社から人事と宮島口管理駅管内の管理職を動員してスト圧殺にかかりました。組合はそれをはね返しストを貫徹しました。

 12時30分からストに突入した大江委員長は、2年間にわたる「始業時間前サービス労働撤廃」の職場闘争でJR資本を徹底的に追いつめてきた地平と教訓を明らかにしました。そして、改憲・戦争と対決して労働組合がストライキで闘うことの意義をハッキリさせました。3月16日のダイヤ改定で「みどりの窓口」廃止から駅業務の大合理化・全面外注化にのめり込むJR資本との闘いはまさにこれからだと戦闘宣言を発しました。

 続いて、13時30分からストに突入した岡崎副委員長は、JR西日本のスト妨害を粉砕して闘っていることを報告しました。そして、あらゆる職場でストの機運が高まっている今こそ、改憲・戦争・「働き方改革」攻撃を粉砕するチャンスだと訴えました。JR資本を先兵とする「労働組合のない社会」「非正規職だけの社会」にする改憲と対決し、ストを社会的に復権させる先頭に立つことを宣言しました。

 2・28動労千葉・千葉運輸区ストと一体で動労総連合の19春闘第1波として闘われました。ストに先立つ2月23日には、動労総連合青年部が「3・1秋葉原駅全面外注化阻止」街宣をおこないました。


みどりの窓口閉鎖絶対反対!JR西日本は駅業務全面外注化・無人化をやめろ!

 JR西日本全体で、みどりの窓口閉鎖と駅の無人化が強行されます。例えば、京阪神エリア(近畿統括本部管内)では、現在180駅にあるみどりの窓口を30駅にまで減らし、駅員を10%も削減しようとしています。通話機能付き券売機=みどりの券売機プラスを導入し、150駅でみどりの窓口閉鎖がねらわれています。また、改札口での問い合わせにオペレーターが遠隔で対応する「改札口コールシステム」の導入が進められ、駅の無人化が進められています。2月現在で230駅に導入されています。

 広島支社管内では、3月から山陽本線柳井・岩国・宮島口駅などにみどりの券売機プラスが導入され、柳井駅と宮島口駅ではみどりの窓口が閉鎖されています。岩国駅はみどりの窓口が残っているものの、いずれ閉鎖しようとしています。

 今回は、岡山支社管内について詳しく暴露します。山陽本線庭瀬駅は、昨年3月24日をもってみどりの窓口閉鎖が強行され、翌日からみどりの券売機プラスに置き換えられ、終日無人駅にされました。現在は、岡山駅の駅員が券売機の売り上げ金締め切り作業に来るだけです。介助が必要な利用者は、庭瀬駅のインターホンで岡山駅を呼び出し、2駅となりの岡山駅から係員が来るのを待たなくてはなりません。締め切り作業中で、岡山駅の駅員がたまたまいれば対応できるかもしれませんが、無人の時間帯には、駅で係員が来るまで長時間待たなくてはなりません。JR西日本は、CS(お客様サービス)の向上を掲げていますが、駅係員の無配置は、サービス低下のみならず安全破壊そのものです。

 また、庭瀬駅へ派遣される岡山駅の駅係員に対しては、岡山駅の助役が「みどりの券売機の締め切りを早く終わらせ、空いてる時間にみどりの券売機の案内をしろ」と圧力をかけてきています。絶対に許すことはできません。

 さらに今年に入って、岡山支社管内では、山陽本線瀬戸駅が2月5日、和気駅が2月22日、宇野線宇野駅が2月12日、赤穂線伊部駅が3月1日をもって、みどりの窓口が閉鎖され、翌日からみどりの券売機プラスに置き換えられました。駅係員は残されましたが、将来的には終日無人化しようとしているのは明らかです。

 いずれも市町村の大合併がおこなわれる前は、市町村の中心となる拠点駅でした。和気町の中心の和気駅は、1991年まで片上鉄道が分岐する乗り換え駅でしたが、片上鉄道が廃止されると駅が縮小されました。瀬戸駅は、旧瀬戸町の中心でしたが、岡山市に吸収合併されると一地方の駅へと追いやられました。玉野市の中心の宇野駅は、宇野と高松を結ぶ鉄道連絡船が廃止されるやいなや駅が縮小されました。こうして地方切り捨てを促進していくJRのやり方に対し、利用者や現場労働者から怒りの声があがっています。

 JR西日本は、駅の大合理化と一体で、契約社員(JR西日本の非正規職員)制度廃止を提案しています。現在働いている契約社員を無条件で正社員にせず、2022年をもって一斉に雇い止め解雇しようとしているのです。まったくもって許すことはできません。


社宅つぶしとLRT化で利潤追求のJR西日本

 JR西日本はさらに、岡山市内にあった津島社宅をつぶして更地化し、JR西日本プロパティーズという子会社に宅地開発をさせ、巨額の利潤を得ようとしています。

 岡山支社管内では、吉備線のLRT化が決定されました。現在、備中高松駅には駅係員がいますが、LRT化で無人化されます。さらに、岡山駅前の一等地にある岡山気動車区を廃止し、跡地を更地化し再開発で利潤を上げようとしています。気動車の検査修繕部門を縮小し、津山線・姫新線・因美線の廃止とバス転換をねらっています。広島支社管内では、宇部線のLRT化が提案されるなど、地方切り捨てが加速しています。

 動労西日本は、鉄道の安全の要である駅の合理化・人員削減・外注化・総非正規化に絶対反対で闘います。JR西日本の地方切り捨てと利潤追求=安全破壊を絶対に阻止しよう。岡山駅の全面外注化阻止!山田書記長解雇撤回!19春闘勝利に向け、動労西日本とともに職場から声をあげて闘おう。


[動労西日本は、準社員・パート職員などの雇用形態に関係なく、JR関連会社で働く労働者が加入できる労働組合です。所属する労働組合に関係なく、労働相談も受け付けます!秘密厳守・相談無料です!]

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3・17岡山春闘行動の要項を掲載した本部情報249号岡山版は、以下のリンクからダウンロードできます。

by doro-nishi | 2019-03-05 20:04 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)