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本部情報252号~JR広島メンテック解雇撤回闘争、県労委で全面勝利命令!不当労働行為を断罪し、雇用・賃金・謝罪を命ず

以下のリンクから、PDFファイルでダウンロードできます。
https://www.dropbox.com/s/yvyjlctaepungxx/honbujoho252.pdf?dl=0


 JR広島メンテックをはじめ、JR・関連職場で働くすべてのみなさん。
 4月23日、広島県労働委員会は、JR西日本広島メンテックが一昨年の2017年12月に強行した元木康亮(やすあき)組合員への解雇は、組合活動を理由とした不当労働行為であると認定し、会社に対し以下の命令を出しました。
 ①元木組合員が職場復帰を希望する場合、速やかに労働契約を締結すること、②次の有期雇用契約が結ばれるべきだった2018年3月31日までの賃金相当額を支払うこと、③「今後は、このような不当労働行為を繰り返さないようにします」という謝罪文を動労西日本に交付すること。
 まさに全面勝利命令です!
 元木組合員は、一昨年の11月、JR西日本広島メンテックに就職し、新幹線車両清掃をしていました。1か月後、契約更新の前日に会社から、「更新はしない。理由は就職する以前に会社を批判するビラをまいていたから」と言い渡されました。会社は、動労西日本の機関紙を配布したことが首切りの理由だと明言。これほど露骨な不当労働行為はありません。元木さんと組合は、ただちに解雇撤回の闘いに立ち上がり県労働委員会に提訴しました。

組合否定の解雇に大反撃

 県労委には、親会社・JR西日本の顧問弁護士が直接乗り出し、不当労働行為を正当化し、組合の訴えを門前払いにすべきと主張。「証拠」として、「会社と価値観の違う人間は排除すべきだ」とする国内外の企業経営マニュアル本を9冊も並べ立て、「会社に文句を言う労働者はクビにして当然」という論理を展開しました。これはJRが進める「労働組合のない社会」をつくる攻撃そのものです。
 元木組合員と動労西日本は、職場門前でビラをまき、職場の仲間に解雇の不当性を訴え、団体交渉で不当労働行為を徹底追及してきました。広島連帯ユニオンをはじめ、地域の労働者との共闘も大きな力となり、記者会見もやって社会的にも解雇の不当性を明らかにしてきました。県労委では、元木組合員を先頭に組合と共闘の仲間の団結した力で、JR西の悪徳弁護士と対決し、圧倒してきました。そしてついに、10カ月の審理を経て、完全勝利命令をかち取ったのです。

組合で声を上げれば勝てる

 この勝利命令を伝える「広島メンテック情報第5号」(4月26日発行)は、メンテックの仲間をはじめ、多くの職場で働く非正規の仲間の圧倒的な注目を集めています。この命令は、マスコミでも報道され、非正規・パート労働者を使い捨てのモノのように考えてきたJRは、大打撃を受けています。
 「労働組合のない会社」をつくり、労働者全員を無権利・低賃金の非正規労働者にしようとするJRの攻撃は無法で、道理もありません。労働組合で団結し反撃すれば、必ず勝利できます。
 JR・関連職場で働くすべてのみなさん。動労西日本とともに「不当なものは不当だ!」と声を上げ、雇用と権利を守り、職場を変えましょう。
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改憲と戦争は、労働者の命と権利を奪う最大の攻撃

動労西日本は、労働組合として反戦反核闘争の先頭に立ちます

広島原爆の日当日の8月6日朝、改憲と原発再稼働・核武装政策を進める安倍首相の式典出席に抗議し、核と戦争に絶対反対の声を上げるデモ拡声器を規制する条例の制定に反対。動労西日本の大江照己委員長は、8・6ヒロシマ大行動実行委員会共同代表として、被爆者・二世とともに広島市に抗議の声をあげました。
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by doro-nishi | 2019-05-10 10:42 | 本部情報 | Trackback | Comments(0)