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JR西日本本社へ要求書を提出~動労西日本申第5号(7月26日)

1、五日市駅に限らず、すべての職場でサービス残業・無賃労働が強制されている。すべての職場で無賃労働を撤廃し、未払い賃金を全額支払われたい。

2、大阪事業所に関する要求

①大阪事業所が不当配属職場であるということは、これまでの会社の数々の施策でも明らかである。東組合員を、本人の希望する職場へただちに戻されたい。それができるまでは、大阪事業所を存続されたい。

②平城山ハウス作業・柳本ハウス作業においては、その現場に一人だけということが強制されている。一人勤務を廃止し、複数人で勤務するようにされたい。

3、五日市駅に関する要求

①駅シャッターを24時間開放することにした理由を明らかにされたい。

②駅シャッターの24時間開放を中止し、従来通り、最終の営業列車運行終了後にシャッターを閉め、翌朝5時にシャッターを開けるように戻されたい。深夜でも貨物列車が高速で通過しており、夜中に人が立ち入る可能性があるため、運転保安上問題である。

③出改札A担務について。午前5時から業務にとりかかること、午前5時より前の時間は休憩することを徹底されたい。いまだに作業ダイヤの始業時刻午前5時より前に業務が強制されており、遺失物管理レポートの出力が午前5時より前の時間になされている。

4、運転保安に関する要求

①2019年4月14日、紀勢本線御坊駅構内で脱線事故が発生した。事実関係を明らかにし、再発を防止されたい。この事故を踏まえ、運転保安の向上のため、入出区を含めた信号機の管理をおこなう信号担当要員を各駅に配置されたい。

②2019年4月14日、山陽本線朝霧駅~舞子駅間において架線トラブルが発生した。事実関係を明らかにされたい。

③2019年4月5日、桜井線桜井駅でワンマン列車がホームと反対側のドアを開ける事故が発生した。全線区でワンマン運転を中止し、全列車に車掌を乗務させられたい。

④在来線において、指令所で一括して駅の信号・ポイントを遠隔操作することを中止し、各駅で制御するようにされたい。遠隔操作が危険なのは、6月1日に起きた横浜市のシーサイドライン逆走事故で明らかである。

⑤2019年6月26日、阪和線和泉砂川駅~和泉鳥取駅間の鉄橋において、枕木固定金具が落下した。保線外注化と保守作業周期の延長をやめられたい。

⑥2019年7月15日22時30分ころ、東海道本線新大阪駅8番乗り場において、発車直後の第3545M列車(新快速列車・野洲発網干行き)のパンタグラフが破損し火を噴く大事故が発生した。事実関係を明らかにされたい。この事故を踏まえ、基本編成と付属編成の連結部にある乗務員室(中間運転台)にも車掌が乗務するようにされたい。また、全ての駅乗り場に、警備会社ではなくJR西日本本体社員の立ち番を配置されたい。

5、制度・施策に関する要求

①薬物検査を受検しない労働者に対し、運転取り扱い業務から外す不利益扱いをやめられたい。

②みどりの窓口大幅削減計画を撤回し、みどりの窓口閉鎖を中止されたい。駅で乗車券類すらまともに販売できないのは、鉄道会社としてサービスの大幅低下であり認められない。要員削減のための口実に過ぎない。

③吉備線の路面電車化(LRT化)を中止されたい。吉備線の電化と別会社化により、岡山気動車区の廃止・更地化と再開発、岡山電車区へ統合か津山運転所に気動車検査修繕を集約し、備中高松駅の無人化が強行される。さらに、津山線のバス転換で地方切り捨てが進むことにつながる。岡山市民や総社市民に何十億円もの負担を強制することは許されない。

④シニア社員について、希望する者は正社員と同様に、社宅または社員寮に入居できるようにされたい。

6、要員に関する要求

①すべての職場に、異常時でも対応できる要員を確保されたい。

②CTC化による人員削減をやめ、保線・電気などの設備保守要員を増やされたい。

7、3・16ダイ改に関する要求

①山陽本線の糸崎駅系統分離をやめ、直通運転されたい。介助が必要な乗客が岡山・福山方面~広島・岩国方面を直通で利用するときは、三原駅で乗り換えるよう案内されているが、糸崎駅終着・始発の列車がほとんどであることから、介助が必要な乗客が不便を強いられる。同じ生活圏である尾道と三原の行き来が相当不便になる。

②瀬戸大橋線普通列車の四国方面(観音寺行き・琴平行き)への直通列車の廃止(児島駅系統分離)を撤回されたい。2019年3月15日付け山陽新聞にも「瀬戸大橋渡る直通普通列車廃止へ 利便性低下懸念」の見出しで、利用者からの復活してほしいとの声が寄せられている。岡山・児島方面~丸亀・多度津方面を乗車券だけで直通利用できていたものが、直通利用できるのは特急列車に限られ、実質料金の値上げとなる。乗車券のみで移動するとなると、快速マリンライナーで坂出駅乗り換えとなり不便となる。

③227系によるワンマン運転を中止されたい。呉線(三原~広)に運賃箱がないワンマン列車が設定され、駅の券売機で事前に乗車券を購入するよう案内されているが、乗客に混乱をもたらし運転士の労働強化になる。

④北陸線の「金沢~米原」間、湖西線の「近江塩津~近江今津」間を運転する2両編成の列車(521系)のワンマン運転を撤回されたい。とくに、金沢~米原間には長大な北陸トンネルが存在し、運転士1人では、トンネル内で事故が発生した場合に乗客の安全は確保できない。

⑤山陰本線「鳥取~倉吉」間と「江津~浜田」間の普通列車の削減を撤回されたい。利用者が少ないとされているが、利用者ゼロでない限り、地域の足として列車本数を確保するべきである。

8、新入社員に対する教育・研修について、配属先の現場任せではなく、社員研修センターなどで、新入社員が業務を習熟するまで、本社・支社が責任をもって教育・研修をされたい。新人が現場に出る前にしっかり教育されないと、配属先の現場全体の要員不足を促進するものとなる。


以上、申し入れる。窓口間の回答ではなく、団体交渉を開催し回答すること。

by doro-nishi | 2019-08-16 19:53 | 申し入れ | Trackback | Comments(0)