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JRメンテック労働委員会闘争ニュース第1号

以下のリンクから、PDFファイルでダウンロードできます。


5月11日、第2回調査
会社側による労働組合活動を忌避する不当労働行為を暴く


A組合員は過重労働を押しつける当局に怒り、職場で闘っていた

JRで働く仲間のみなさん。メンテックで働く仲間のみなさん。JRで通勤される仲間のみなさん。私たちはJR西日本とグループ会社の労働者で組織する闘う労働組合・動労西日本です。

私たちは、今、JR西日本近畿エリアの駅清掃と車両清掃を主要に扱うJR西日本メンテックを相手にして、「2020年3月の動労西日本のA組合員の突然死をめぐる団交拒否は不当労働行為にあたる」と、大阪府労働委員会に訴え、争っています。

A組合員が働いていたJR西日本メンテック「高槻派出」の仕事は、過酷な労働ゆえに、配転を求める労働者が続出し、絶えず欠員状態になり、矛盾が渦巻いていました。A組合員は「なんとしても、この過酷な労働現場を変えたい」と考えていました。そのために組合の中にメンテック研究会を立ち上げて職場に仲間を作り、団結を拡大しようと日々奮闘していました。

彼が亡くなる直前にJR西日本メンテックで2人が過重労働で亡くなっていました。彼は、必死になって職場の現実を告発するための資料を集めていました。その途上で彼自らが心臓発作で亡くなったのです。どれだけ彼が無念であったか。私たちは彼の無念を晴らすべく、団交拒否を許さず、大阪府労働委員会に訴えて闘いぬきます。


A組合員がめざしていたもの「非正規職こそ労働組合で団結しよう」

5月11日の労働委員会第2回調査を前にして、私たち動労西日本は準備書面と証拠書類を提出しました。甲第1号証として提出した動労西日本作成の「追悼文集」の中に、A組合員が「なぜ、自分は動労西日本に入ったのか」の思いが載っています。彼にとって、岡山駅契約社員として働きはじめて、動労西日本の山田書記長と出会うことが、労働運動に触れるきっかけでした。しかし、家庭の事情もあり、いったんはJR職場を離れて、派遣労働者として働くようになりました。当初は、労働運動を闘う自信がなかなか持てませんでした。

その彼が、関西合同労組阪神支部で解雇撤回を闘う、許(ホ)支部長の闘いを見て、「労度運動の闘いは、同じ境遇の膨大な労働者を鼓舞激励する」と感じて、労働者の誇りを取り戻していったのです。自分の職場での権利回復のために、団体交渉や社前闘争を闘うことで、それは確信になりました。

「非正規職の現実は絶対に許せない。この怒りは多くの労働者に共通のものだし、労働組合として団結できる。私にできたのだから、みんなにできることだ。是非、労働組合で団結しよう」と彼は訴えていました。この決意でA組合員は、JR西日本メンテックに就職して働きはじめたのです。私たちは、彼の遺志を引き継いで闘う決意です。

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労働相談のお知らせ

鉄道で働く仲間の職場での悩みを寄せてください。⇒アドレス:doro.nishi@gmail.com
多くの職場でコロナを口実に、休業・雇い止め・解雇が起こっています。動労西日本は、メンテックでの過重労働、雇い止め、消毒作業で起こった労災事故をめぐって、大阪と広島で労働委員会に訴えて闘っています。ぜひ、声を寄せて下さい。

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by doro-nishi | 2021-05-29 17:18 | ビラ | Trackback | Comments(0)