本部情報近畿支部版号外～組合無視絶対許せない！労働条件改悪伴う「駅無人化」など「通告」で済ますなど認められるか！

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私たち動労西日本は、１０月２６日、ＪＲ西日本本社前行動に立ちました。その目的は、組合無視に対する徹底弾劾です。今、ＪＲ西日本当局はＪＲに関連する労働組合に対して、「駅無人化」など労働条件の大改悪や雇い止め＝解雇を伴う１０・２ダイヤ改定＝大合理化について、一片の「通告」だけで済ませています。労働組合の存在がまるでないかのように無視して、トップダウンだけで結論だけを押しつける。こんなことを許したら、労働組合の存在意義などなくなってしまう。そういう危機感をもって、本社前行動に立ちました。

赤字の矛盾を労働者に押しつけるな！

ＪＲ西日本は２０２０年度の決算で、連結経常損失２５７３億６７００万円の大赤字を出しました。その危機を力ずくで突破するために、ＪＲ西日本は人員削減や大幅賃下げ、列車の減便やローカル線の廃止などの大合理化に踏み込もうとしています。ＪＲ西日本は１０月２日、異例のダイヤ改定を強行し、１２７本の列車を削減しました。列車の削減はローカル線廃止の布石です。ＪＲ西日本社長の長谷川一明は、２月の記者会見で「ローカル線の維持は非常に難しい」と公言し、６月には岡山県と同県新見市、広島県と同県庄原市に協議を申し入れました。狙いは明らかに芸備線の廃止です。

今年３月のダイ改で石川県の七尾線がワンマン化され、２両編成だけでなく４両編成の普通列車にも一気にワンマン運転が導入されました。これは運転士に負担を強い、安全を破壊します。観光地で特急停車駅の山陰本線・香住（かすみ）駅の無人化さえＪＲは打ち出しました。攻撃は極限的な人員削減に向かおうとしています。ＪＲ西日本は来年度に駅の契約社員制度を廃止します。試験を使って、非正規職の正社員への転換は拒み、雇い止めを強行しようとしています。会社は無条件で雇うべきです。

一時帰休（いちじききゅう）も１１月末まで継続すると言われているが、ＪＲ西日本は一時帰休の永続化と整理解雇を狙っています。外注化と外注先への転籍に向けた子会社の再編も始まりました。そのすべてが、労働組合との激突になるのを恐れて当局は「通告」で押し切ろうとしています。ＪＲ東日本の「業務融合」「社友会」による組合つぶしと一体の攻撃です。

戦争・改憲に向けた組合つぶしを許さない

今、自衛隊を九州に集結させて戦後最大の軍事演習が行われています。ＪＲの戦争動員も始まっています。はっきりさせるべきなのは、労働者が拒否すれば、戦争は止められるということです。それを恐れて政府や資本は組合つぶしをやるのです。岡崎組合員への一時帰休指定をただちにやめろ。組合つぶしを絶対に許さない。１１月７日、戦争と改憲、組合つぶしに反対する全国労働者集会に集まろう！

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自衛隊演習反対！佐世保闘争に決起！

ＪＲ貨物の軍事輸送弾劾！

９月１５日から１１月末まで、戦後最大の陸上自衛隊演習が行われています。「台湾有事を想定」した演習で、陸上自衛隊１０万人が動員されています。その部隊異動にＪＲ貨物が使われています。「演習では、東京都品川区のＪＲ東京貨物ターミナル駅で、日本通運やＪＲ貨物の従業員らも加わり、宮城県多賀城市から移動してきた９６式装輪装甲車を貨物列車で九州に運ぶ訓練も行われた。都心で戦闘車両を列車に載せるのは異例だ（読売新聞報道）」

１０月２３日、私たち動労西日本と改憲・戦争阻止！大行進は、演習の中心拠点である九州・佐世保で「陸自演習やめろ」「ＪＲ貨物は戦争協力やめろ」と弾劾して、集会とデモ行進を行いました。ともに戦争協力拒否のたたかいに立とう！１１・７戦争と改憲、組合つぶしに反対する全国労働者総決起集会に集まろう！