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1月23日、広島市内で、第16回定期大会とメンテック闘争報告集会を開催しました

動労西日本第16回定期大会


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直近の具体的方針として、2月16日に関西国鉄集会と3月にJR西日本本社前行動を取り組むことを確認しました。


以下、大会宣言です。

本日わたしたちは、第16回定期大会を開催した。

JR西日本は、労働者のコロナ感染防止には一切使われない公募増資に走り、昨年10月には、異例の「2022年3月ダイ改」前倒しによる列車本数削減を強行し、今や社長自らが「地方線廃止」を公言している。人を減らし、現場の人員不足を生み出している。コロナを理由にして雇用を全面的に破壊しようとしている。

「一時帰休」を指定する攻撃は完全に組合破壊である。わたしたちは、この「一時帰休」の攻撃を労働組合の団結した力で粉砕した。「一時帰休」攻撃粉砕の闘いは、青年労働者を組織できる展望を持っている。動労西日本のメンテック3大闘争、動労総連合で闘う青年労働者と共に勝利するまで闘い抜こう。動労千葉の外注化阻止・CTS闘争に学び、今こそJR西日本、JRグループを貫く外注化反対・非正規職撤廃の火柱を上げよう。

国鉄1047名闘争は、JR東の訴訟参加を東京地裁に決定させ、JR設立委員会による不当労働行為という核心問題を争点に押し上げている。1047名闘争を生み出したような闘いが職場で求められている。
岸田首相は「台湾有事」を口実とした日米による中国侵略戦争の準備を進め、「憲法改正は本年の大きなテーマ」「敵基地攻撃能力の保有は必要」として、改憲・戦争阻止を闘う労働組合解体攻撃をエスカレートさせている。戦争を必要とする資本主義・帝国主義を終わらせよう。労働組合を破壊し、労働者を「食うや食わず」の非正規職に突き落としてきた新自由主義を終わらせよう。関生弾圧粉砕と国鉄決戦を血路に、階級的労働運動の再生をかちとろう。

米日帝国主義による中国侵略戦争を絶対阻止する反戦闘争の巨大な発展を切り開こう。8・6ヒロシマから呼びかけられた「INF配備反対」の署名運動を広げ、ヒロシマ・ナガサキとフクシマを結ぶ反核反原発の闘いを強化しよう。全ての米軍基地撤去・辺野古新基地建設阻止を闘う沖縄、軍事空港廃港を闘う三里塚と連帯し、労働者国際連帯の固いスクラムを組んで前進しよう。

国鉄分割・民営化から35年、JR体制は完全に行き詰まり、崩壊し始めている。JR資本は、公共鉄道の使命を全て投げ捨て、闇雲な大合理化攻撃にのめり込んでいる。これに対する怒りがあらゆる職場・地域に渦巻き、新たな闘いの条件が急速に生み出されつつある。3・12ダイ改=大合理化に絶対反対で闘い、22春闘を組織拡大の最大のチャンスとして全力で闘い抜こう。

以上、宣言する。2022年1月23日 国鉄西日本動力車労働組合第16回大会参加者一同

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メンテック闘争報告集会

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①元木組合員の雇止め・解雇撤回闘争

②木元組合員の闘い

③A組合員過労死弾劾闘争・大阪府労働委員会闘争
それぞれ闘争報告がなされ、参加者と意見交換しました。

以下は集会基調です。

動労西日本は、本日、第16回定期大会を開催し、新たな画歴史的攻撃と真っ向から闘う体制を確立しました。あらためてJR西日本の正規職の整理解雇攻撃と外注化・非正規職化との闘いを最大の核心問題としてとらえ、外注化・非正規職撤廃闘争に立ち上がります。動労千葉が培ってきた、反合・運転保安闘争に徹底的に学び、来る22春闘において、大攻撃に立ち向かう新たな闘いを開始します。

JR民営化体制とその後の20年に及ぶ外注化攻撃が全面的に破たんし崩壊しようとしています。JR資本は、外注化によって労働者を劣悪な賃金・労働条件に突き落とした結果、鉄道を動かすのに必要な要員が確保できなくなっています。この根源的な危機につき動かされて、JR西日本は、コロナ危機に乗じて大幅な人員削減を強行して、労働者を際限のない競争と職場の統合・多忙化―過重労働に駆り立てる前代未聞の攻撃を始めました。


組織拡大こそ勝利の道です。鉄道の運行と安全を支えてきた労働者を「モノ」扱いし、壊れた歯車のように使い捨てにする、すべてを外注化・転籍し非正規職化する、また、闘う組合の組合員を「余剰人員」として整理解雇する、ことが狙われているのです。働く人間はボロボロにされ、安全が瓦解して鉄道は崩壊します。さらにグループ会社の大再編によって、労働者、とくに非正規職の仲間たちに徹底したコストカットで犠牲を強制しようとしています。これが〝国鉄民営化〟の行き着いた姿です。本年3月12日のダイヤ改定は、鉄道の歴史始まって以来の、最も重大な転換点をなす攻撃となろうとしています。しかし、敵の攻撃の激しさは破たんのあらわれです。労働者は必ず怒りをもって起ち上がります。団結さえ崩さなければ展望は必ず生まれる、これが国鉄分割・民営化との闘いの教訓です。


動労西日本は昨年、山陽本線五日市駅での組合解体の一時帰休攻撃を1年以上の粘り強い職場闘争で、はね返しました。また、JR西日本メンテック(大阪)での非正規職の組合員の過労死労働委員会闘争、その子会社である中国メンテック(旧広島メンテック)での非正規職労働者の労災や雇止め攻撃との闘いを勝利的に前進させてきました。この闘いをすべてのJR職場や地域に拡げていきます。また、空前の弾圧と闘う関西地区生コン支部と共に、組合つぶしの攻撃をはね返しました。


さらに動労千葉がつかんだ最大の教訓を全ての職場に広げよう。すべての闘いで、組織拡大を軸に据えて闘います。「職場闘争なくして組織拡大なし」組織拡大こそ勝利の道です。また動労千葉のCTS=千葉鉄道サービス(株)での挑戦をJR全体のものとしJR・グループ会社を貫く組織拡大を実現する決意です。コロナ下でますます拡大する格差と貧困、雇用破壊・総非正規職化・解雇自由攻撃と対決し、22春闘を「組織拡大・非正規職撤廃春闘」と位置づけ闘おう。資本主義・新自由主義を終わらせる鍵を握っているのは労働組合です。ズタズタに引き裂かれた社会の全てをつくり直せるのは労働者の団結した力だけなのです。2022年、決意もあらたに闘う労働組合を時代の最前線に登場さるために全力で闘おうではありませんか!動労西日本はその先頭で闘います!


by doro-nishi | 2022-02-03 13:49 | 活動報告 | Trackback | Comments(0)