2022年 02月 03日
1月23日、広島市内で、第16回定期大会とメンテック闘争報告集会を開催しました
①元木組合員の雇止め・解雇撤回闘争
②木元組合員の闘い
JR民営化体制とその後の20年に及ぶ外注化攻撃が全面的に破たんし崩壊しようとしています。JR資本は、外注化によって労働者を劣悪な賃金・労働条件に突き落とした結果、鉄道を動かすのに必要な要員が確保できなくなっています。この根源的な危機につき動かされて、JR西日本は、コロナ危機に乗じて大幅な人員削減を強行して、労働者を際限のない競争と職場の統合・多忙化―過重労働に駆り立てる前代未聞の攻撃を始めました。
組織拡大こそ勝利の道です。鉄道の運行と安全を支えてきた労働者を「モノ」扱いし、壊れた歯車のように使い捨てにする、すべてを外注化・転籍し非正規職化する、また、闘う組合の組合員を「余剰人員」として整理解雇する、ことが狙われているのです。働く人間はボロボロにされ、安全が瓦解して鉄道は崩壊します。さらにグループ会社の大再編によって、労働者、とくに非正規職の仲間たちに徹底したコストカットで犠牲を強制しようとしています。これが〝国鉄民営化〟の行き着いた姿です。本年3月12日のダイヤ改定は、鉄道の歴史始まって以来の、最も重大な転換点をなす攻撃となろうとしています。しかし、敵の攻撃の激しさは破たんのあらわれです。労働者は必ず怒りをもって起ち上がります。団結さえ崩さなければ展望は必ず生まれる、これが国鉄分割・民営化との闘いの教訓です。
動労西日本は昨年、山陽本線五日市駅での組合解体の一時帰休攻撃を1年以上の粘り強い職場闘争で、はね返しました。また、JR西日本メンテック(大阪)での非正規職の組合員の過労死労働委員会闘争、その子会社である中国メンテック(旧広島メンテック)での非正規職労働者の労災や雇止め攻撃との闘いを勝利的に前進させてきました。この闘いをすべてのJR職場や地域に拡げていきます。また、空前の弾圧と闘う関西地区生コン支部と共に、組合つぶしの攻撃をはね返しました。
さらに動労千葉がつかんだ最大の教訓を全ての職場に広げよう。すべての闘いで、組織拡大を軸に据えて闘います。「職場闘争なくして組織拡大なし」組織拡大こそ勝利の道です。また動労千葉のCTS=千葉鉄道サービス(株)での挑戦をJR全体のものとしJR・グループ会社を貫く組織拡大を実現する決意です。コロナ下でますます拡大する格差と貧困、雇用破壊・総非正規職化・解雇自由攻撃と対決し、22春闘を「組織拡大・非正規職撤廃春闘」と位置づけ闘おう。資本主義・新自由主義を終わらせる鍵を握っているのは労働組合です。ズタズタに引き裂かれた社会の全てをつくり直せるのは労働者の団結した力だけなのです。2022年、決意もあらたに闘う労働組合を時代の最前線に登場さるために全力で闘おうではありませんか!動労西日本はその先頭で闘います!