要求書～２０２２年申第１号

動労西日本申第１号

２０２２年２月２４日

要 求 書

＜１＞賃金に関する要求

（１）毎月の賃金について。月例給の労働者は毎月１０万円ずつ引き上げられたい。時間給の労働者は時給１５００円以上とされたい。

（２）夏期手当と年末手当について。月例給の労働者はそれぞれ毎月の賃金の３ヶ月分を支給されたい。時間給の労働者は、実働時間にかかわらず毎月１６０時間労働しているものとみなし、それぞれ時給金額×１６０時間×３ヶ月分を支給されたい。

＜２＞３・１２ダイヤ改定に関する要求

列車減便は乗務員の削減と解雇・廃線化が目的であるから、これ以上の列車本数削減は許されない。具体的には以下のように要求する。

（１）福知山支社管内～福知山駅関連

①福知山駅を通るすべての特急列車の全席指定席化を中止されたい。通勤・通学で利用されているため、山陽新幹線と同様に自由席を残されたい。なぜこのような取り扱いにしたのか説明されたい。

②遺失物を取り扱った乗務員に対して、超勤手当を支給されたい。

③福知山電車区から福知山駅への遺失物の移送を、毎日２回以上にされたい。

（２）岡山支社管内～岡山駅関連

①山陽本線快速サンライナーを運行継続されたい。新幹線への旅客誘導をやめられたい。新幹線が停車しない笠岡駅利用者の切り捨てと笠岡駅無人化をやめられたい。

②山陽本線西方面、岡山から笠岡・福山へ行かず金光で折り返すダイヤ設定をやめられたい。

（３）広島支社管内～五日市駅関連

①山陽本線西方面、広島から岩国へ行かず五日市駅折り返しのダイヤ設定をやめられたい。

②五日市駅折り返し便増便に伴い、動労西日本組合員を含む五日市駅に勤務する労働者の業務変更が発生するのは必至である。作業ダイヤがどのように変わるのか、業務内容がどうなるのか、遺失物の扱い責任について、説明されたい。

③五日市駅に出札窓口が２つあるが、なんの説明もなく、その内１つの窓口がずっと閉鎖されたままになっている。今後、閉鎖された出札窓口の扱いはどうするのか、説明されたい。

＜３＞業務再編について

（１）中国統括本部新設を撤回されたい。米子支社・岡山支社・広島支社を存続されたい。

（２）福知山支社と和歌山支社の廃止を撤回されたい。近畿統括本部への集約をやめられたい。

（３）グループ会社大再編について、米子・広島・岡山の各メンテックを中国メンテックへ集約したことを撤回されたい。とくにメンテックにおいては、中国メンテック設置により、旧米子メンテック関連の業務が大幅に削減され、賃下げや解雇が起きている。

＜４＞その他駅関係

五日市駅事務室に警察が頻繁に出入りし、監視カメラ画像を確認している。どういうことか説明されたい。

＜５＞有事の際の戦争協力拒否について

２０２１年の陸上自衛隊演習で、有事の際の指定公共機関に指定されているＪＲ貨物では、軍事物資や戦車の輸送が強制された。ＪＲ西日本も同じく有事の際の指定公共機関にされており、社員の戦争動員が現実のものとなってきている情勢である。ＪＲ西日本の見解を明らかにされたい。

＜６＞定年再雇用、雇用期間延長について

（１）現在、６０才で定年を迎える正社員について、希望者はシニア社員として雇用継続しているが、定年を６５才に引き上げられたい。シニア社員ではなく、正社員として雇用継続されたい。

（２）国が高年齢者雇用安定法で７０才までの雇用を推奨している。希望者は７０才まで雇用継続し、高年齢者が働き続けることのできる職場環境を整備されたい。動労西日本組合員の雇用問題に関わるので、誠意を持って対応されたい。

以上、申し入れる。文書で回答し団体交渉を開催されたい。