１０・１０三次（みよし）現地行動へ！「赤字ローカル線」廃線・地方廃村化を進め、戦争にすべてを集中する、国交省検討会路線・国家改造計画を許すな！ＪＲ在来線４割廃止・芸備線廃線化絶対反対！

以下のリンクから、ＰＤＦファイルでダウンロードできます。

https://www.dropbox.com/s/bcr12qtbx651zdp/10.10%E3%83%93%E3%83%A9%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88%EF%BC%93.pdf?dl=0

すべての働く仲間のみなさん！ とりわけＪＲ関連職場で働く仲間のみなさん！

ウクライナ戦争・世界戦争の開始と新自由主義の大崩壊の下、岸田政権は中国侵略戦争へとのめり込んでいます。さらに参院選と安倍元首

相銃撃・死亡事件、安倍元首相の国葬は、改憲と日本の参戦化の動きを急加速させています。

国鉄分割・民営化－ＪＲは破たんした!

今年２月14 日に立ち上げられた国交省検討会は、「地域モビリティーの刷新」という言い方で「地方ローカル線全面廃線」に大きく舵を切

りました。これは鉄道の廃止を皮切りにして地域・社会を丸ごと変質させる「国家の構造改革」を行おうという重大な攻撃に他なりません。また、それは国鉄分割・民営化の大崩壊を、さらに新自由主義を極限的に推し進め、地方を切り捨てることで、矛盾のすべてを塗り隠そうという政策です。このことは同時に、「国防( 侵略戦争)」と「防衛費拡大」をすべてに優先していくことと一体です。まさに、日本を「戦争ができる大軍拡こそが、国益だ」という戦争国家にするための国家改造計画なのです。

鉄道強制廃止は、戦争国家化の始まり

こうした社会の「基盤」をつくるために、国交省検討会が位置づけられています。それは全面的な国家改造型の攻撃として進められています。そのためＪＲ西日本は、「在来線４割廃止」「会社改編・グループ会社再編」「大幅な人員削減・整理解雇」といった、これまでにない攻撃を次々にうち出しています。しかし、この攻撃は社会をさらに崩壊させ矛盾を拡大するだけです。すべての矛盾を地方・地域に押し付ける施策に対して、地域住民からの怒りの声があがっています。また、職場を奪われる鉄道労働者の怒りも今や爆発寸前です。

ＪＲ在来線廃止に反撃しよう

ＪＲ在来線廃線化を最先頭で推進しているのがＪＲ西日本であり、真っ先に廃線化・廃止の焦点になっているのがＪＲ芸備線です。私たち動労西日本は、国鉄分割・民営化に反対してきた労働組合です。また、地域住民とともに可部線や三江線廃線を強行したＪＲ西日本と、真っ向から対決し、鉄道廃線絶対反対を掲げて闘ってきました。その上で、今回のＪＲ在来線４割廃線の攻撃は、今までの政策とは全く次元を画する大攻撃です。今こそ闘う労働組合の真価が問われています。資本と闘う労働組合を再生させるときです！ローカル線・地域切捨て攻撃と職場・地域で団結して、ともに闘おう！

動労西日本は、7 月25 日に出された国交省検討会の提言と、それを受けての廃線に向けた来年度予算の概算要求に抗して、廃線対象になっている芸備線の現地で、国交省検討会路線・戦争国家化をぶっ飛ばす闘いを呼びかけます。来る１０月１０日(月・休)に広島県三次市内での集会・デモへの大結集を訴えます。ＪＲを利用している人や沿線の住民のみなさん、芸備線の廃止に反対する人、改憲・戦争に反対するすべての人は１０・１０三次行動へ結集しよう！とりわけ、すべての働く仲間、とくにＪＲ関連職場で働く仲間の賛同と参加と呼びかけるものです。（2022 年8 月20 日）